出版社内容情報
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著・文・その他
内容説明
本能寺の変から三十三年後の慶長二十年(一六一五)、比叡山に一基の石灯籠が寄進された。そこには、“ありえない名前”が刻まれていた…。『本能寺の変 秀吉の陰謀』で「光秀の冤罪」を証明した著者が、新史料を駆使して描く「光秀の復讐」。豊臣家滅亡のために、光秀が選んだ究極の決断と恐るべき智謀とは?
目次
第1章 明智光秀の生涯を再検討する
第2章 明智光秀から天海僧正への転生、その道程
第3章 徳川幕府中枢との黒い接点
第4章 関ヶ原の合戦と天海
第5章 家康の死を乗り越えて
第6章 日光東照宮と天海
著者等紹介
井上慶雪[イノウエケイセツ]
茶道・歴史研究家。1935年、東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業後、株式会社電通に入社。1978年、井上デザイン事務所設立。拈華菴茶道文化研究会主宰。華道・東池坊茶花教授。読売文化センター講師。茶の湯文化学会会員。明智光秀公顕彰会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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瑪瑙(サードニックス)
31
う~~ん、面白かったのですが、ラストは、それはこじづけでは?と思える展開でちょっと引いてしまいました。途中までは面白かったんだけどなあ。明智光秀が生きていたなんてロマンですものね。2021/12/16
すうさん
7
明智光秀が本能寺の変の後も生き延びて、のちに徳川家康に仕えた、それも天海僧正として豊臣家没落のために裏で画策したというもの。話の元があくまで光秀が生き延びて天海僧正だったという仮定があるが、天海僧正の生き延びた年齢が高齢すぎるため納得できないところもある。しかしどうしても私自身、本能寺の変自体に疑問を持ちさらに秀吉の「大返し」にも疑問を持っているので本作品のストーリーはまんざらでもないと思っている。光秀への疑問はたくさんあるが、大河ドラマ「麒麟が来る」で、私の持つ光秀への疑問をどう描くか期待している。2020/11/24
ハローパパ
5
どうしても年齢の問題がネックですね。それ以外は8割がたあっても納得できそうです。少しだけロマンを感じながら日光へ心が飛んでまいります。☆42020/09/26
Yoshi NAK
3
面白かった。2021/03/30
はれ
3
物語としては、面白い。そんな大胆な発想はなかった。確かに、史実は勝者によって作られるので、事実と異なることもあるでしょう。それが、小中学校の教科書に載るような基本的な事柄でも、都合よく作られ、使われてきたことも。誰もはっきりと見て確かめられないからこそ面白い⁈2018/03/21