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内容説明
ファッションとは厳しい日常に差し込む一筋の光である。NHKで放送直後、ネットでも話題。なぜ私たちは「SAPEUR」という生き方に惹かれるのか?
目次
Prologue コンゴ共和国で受け継がれているダンディズムを追って
1 What is “SAPEUR”?(上質な服をエレガントに着こなす;色彩感覚を磨き、色のハーモニーを奏でる;武器は持たない。軍靴を履く代わりに平和のステップを刻む;気取って歩き人を魅了する;他人を認め、他人を尊重し、他人に敬意を払う;個性を大事に、誇り高く生きる)
2 This is SAPEUR’s Life.
3 How do they live?「サプール」として生きていくとは
著者等紹介
影嶋裕一[カゲシマユウイチ]
NHK「地球イチバン」ディレクター。1975年鳥取県生まれ。TVディレクター。ドキュメンタリーや紀行番組を多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
155
イカしたカッコつけな男たち。高級スーツに身をつつむ。さらに恰好つけるために葉巻をくわえる。靴下と靴をカメラによく見えるように向けて座っている男。ここまでオシャレだろって見せたいのね。うん、本当に気を抜いてなくてステキ。自分の男が、おとうちゃんがSAPEURだったら、めちゃくちゃに自慢だろう。男はネクタイで5割増し。日本の男も見習ってよね。SAPEURはどこにでもいるわけじゃあない。週末になるとぞろぞろとやってくる。やせ我慢してオシャレに装う男たち、いいわね。彼らに会いにコンゴに行きたくなった。2016/09/19
真香@ゆるゆるペース
49
図書館本。某タレントさんがインスタで紹介していたのを見て、気になって他館から取り寄せ。アフリカのコンゴにいる、ハイブランドのスーツに身を包んだカッコ良くてオシャレな「SAPEUR(サプール)」と呼ばれる紳士達の存在。貧しい国の彼らが、なぜ身の丈以上に着飾り、エレガントに生きるのか?信念や美学を知って心が揺さぶられ、豊かさや平和のことについて改めて考えさせられた。たかが服、されど服。彼らを見習ってもっとファッションを楽しまなきゃ損かも。ビシッとキメたサプール達の写真がとにかく素敵で、何回でも見返したくなる。2019/04/16
T2y@
46
昨年NHKで放送された番組の書籍化。 インタビューの深化もあり、“戦争とサプール”と言うテーマがより際立った印象。 貧しくともエレガントに。 流行ではなく、個性・オンリーワン。 自分の色のハーモニーを奏でる、伊達男達のカラースナップ写真が、また味わい深い。 2016/01/16
おさむ
45
「武器は悪魔の道。服は健全な道」。日本には「ぼろは着てても心は錦」という言葉がありますが、貧しくてもおしゃれを楽しむコンゴの優雅なサプールたちの「エレガントな服を着ると、それにふさわしい人間にならなきゃと思う。外見も内面も一つにつながっている」という台詞の方が共感できます。サプールはスタイルであり、哲学であり、生き方でもある。見習いたいものです。でも、この色彩感覚って奇抜すぎて絶対、日本人には似合わないと思います(笑)。 2016/01/27
momogaga
41
図書館本。以前から「SAPEUR」が気になっていました。コンゴの男たちがなぜエレガントだと言われるのか?この本で疑問が解消できました。上質な服をエレガントにこなす。まずは、これを究めなければ。2017/04/18