内容説明
伝説の学習塾で教えていたのは、“受験ノウハウ”ではなく、自分で考える力、生き抜く力だった!かつて大阪に、入塾試験や審査を一切おこなわず、灘高、東大合格者をつぎつぎと出す、日本一有名な学習塾があった…。いまも色あせない、受験の神様が残した20の法則。
目次
1章 ためらわず一流大学を志望するには(他のクラスメートやその親がすることに追随するな;志望大学は、中三で決めよ ほか)
2章 自主性を伸ばすには(中学の勉強も、学問研究と心得よ;勉強に飢えて、自覚を養え ほか)
3章 ほんとうの自信を得るには(自信を呼ぶたくましさを持て;学力と関係のないところで自信を持て ほか)
4章 本番に強い学力を身につけるには(読み書きで、「感動・感激」「熟考」する力を養え;学科全体を総合的にとらえ、先に先に学べ ほか)
著者等紹介
入江伸[イリエシン]
1917年、大阪生まれ。2006年、逝去。伸学社(入江塾)塾頭。関西大学哲学科卒業後、大阪府立高校の教職に就くが、1948年に退職してからは、市井の教育者となる。その独特の教育理念と実践、難関高合格の実績から、“受験の神様”の異名をとった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
9
高校受験に必要な知識というのは、そこまで多い訳ではない。まして学校の定期試験であれば、短期間集中できればすべての範囲をカバーできる。ただし、そのためには短期間、本気で集中するという能力が必要になってくる。学力は社会において必ずしも必要ではないが、そのような集中力は受験が終わっても、社会の中で生きていく上でずっと有効な能力になる。2016/01/28
ヨータン
6
昭和40年代から50年代にかけて、毎年灘高校への大量合格者を出した塾として有名だった塾。生徒を黒板消しで叩いたり、トイレ掃除させたりなど今の時代なら社会問題になりそうな指導法。勉強も志望校別の効率的な授業ではなく、できる子とできない子との混合グループでの学習など一見非効率。でもそういう指導が「かくし味を持つ学力」につながるというのはこの本を読んで納得しました。2021/06/02
まゆまゆ
4
かつて国内最難関の灘高校の合格率日本一を誇った塾の伸学社では何を教えていたかを紹介する内容。勉強よりも生活の重要性と自分がいかに自信を持てるかに腐心していた様子がよく分かる。中学1年から大学入試のために準備すること、この6年間を一貫した視野で、いかに妥協なく突き進んでいけるか、自惚れではなく謙虚な自信を持ち、誘惑に打ち勝つ心を育めるかを説く。2016/04/06
渓流
0
入江塾。懐かしさで手にした。 2016/02/26
川上 大樹
0
いかんせん古いが、教育理念という面ではいつの時代も同じなんだなぁ。2015/11/20
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