内容説明
橋合戦、宮御最期、小督など、巻第六までを収録。清盛、死す。頼政の活躍、小督の悲恋、そして平家は源氏の計略に嵌り―。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マリリン
8
一巻目を手にしたのが昨年。とても読みやすく気に入ったものの全巻揃うまでは二巻目を読むのはやめておこうと思った。子供の頃テレビはNHKしか見せてもらえなかった事がありがたく感じた。 父親やるなぁ。教師として今でも一番尊敬している。2016/12/08
でろり~ん
2
そっかあ、清盛さんの死はこんなに早い段階で語られるんですねえ。ま、清盛物語じゃないんだからイイんだけど。明らかに悪行じゃない行動もたくさんあるのにねえ。高倉さんがどっちなのか判りずらいってところはありましたが、謹訳、凄いです。読ませてくれます。でも、あれです、小田原評定ってのは訳としてどうなんでしょ。NGワードな気がしました。ロバートキャンベル氏の帯文。女装して何事かを成し遂げるって、この国では日本武尊の頃から様々語られている行動で、笑いではないと思いますです。無理矢理書かされたのかなん?2017/05/15
のら
1
註を不要にするため文中に現代語で説明やエピソードを入れたことが、まだるっこしい。例えば、三井寺の円恵法親王は長吏なのだが、「寺の諸務を統括すべき第一の長たるべき円恵法親王」ときた。激しい違和感。原文はどうなのか? 平家物語を読むくらいの人間なら分からなければ自分で調べる。平易な表現、文体も、悲壮感や重厚感、無常感に遠く、軍記物に合わない気がするのだ。林先生の源氏物語には合うだろうけど。内容が面白いだけに残念だ。入道様の国づくりが当時の人々に理解されず、悪行としか受け取られないのは清盛ファンとしてツライ(涙2015/11/12
Aki
0
うーん期待して進んだ2巻だが、物語としてダイナミックに語られず、妙に雅な雰囲気だけが残る。サイドストーリーが多いのは原著の特徴だがもう少しうまい方法はないだろうか。清盛も呆気なくいなくなり、どうなる3巻以降。2017/04/29
冬薔薇
0
1180年平家横暴の数々、驕る平家に立ち向かう以仁王、頼政、頼朝はじめ全国の源氏。三井寺、興福寺、東大寺に火を放ち、大仏、教典、数多くの宝物を消失。安徳帝へ譲位、福原遷都。1181年「かくて仏法も滅び帝の御政道も地に落ちた」。高倉帝、清盛の死去。「悲しみの亦悲しみは老いて子に後るるよりも悲しきはなし。恨みてさらに恨めしきは若うして親に先立つより恨めしきはなし」驕れるものは久しからずや。2016/01/26