出版社内容情報
「名訳」を超えた完全現代語訳
各界絶賛!
古典学者として作家として――
著者畢生の大作
ついに刊行開始!
目次
桐壼
帚木
空蝉
夕顔
若紫
著者等紹介
林望[ハヤシノゾム]
1949年東京生まれ。作家・書誌学者。慶應義塾大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は日本書誌学、国文学。『イギリスはおいしい』(文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞を受賞。エッセイ、小説のほか、歌曲の詩作、能評論等も多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずー
55
「読書する人だけがたどり着ける場所」で紹介されていたので読んでみた。 読み初めは、知らない言葉や登場人物が多いため抵抗があった。 しかし、相関図を見たり調べながら読んでいくとあっという間に読み終えることができた。 平安時代の雅な雰囲気を感じとることができた。 和歌を通して恋心を伝えるのがなんとも素敵である。 1000以上も前に書かれたとは思えない素晴らしい作品、紫式部はすごいね。 訳された林先生もすごい。 全10巻に挑戦してみようと思う。2020/04/08
colocolokenta
27
みごとな現代語訳、やっと源氏物語を読み始めることができた。この第一巻、まずはその壮大な(らしい)物語の序章か。さまざまな伏線が張られていることがうかがわれ、早く先が読みたくなる。それにしても通り一遍な言葉しか出てこないのが情けない。まあ、先々長いのでまずはこのあたりでいいだろう。2015/07/06
きゃれら
21
大河ドラマをきっかけに10年以上ぶりの再チャレンジ。これまで源氏を読み進められなかったのは、主人公への感情移入の在り方がずれていたからだと気づいた。主人公だから考えや行動に共感しようとしていたが、今回は早々に「無理」と気づいてそれからスイスイ読めた。光源氏、10代のころからこれじゃあやばいのだけど、血筋と地位で乗り切っちゃうという話だったんだなあ。このあと、それでもしのげなかったという話も出てくるけれど。訳は、恐らくは原文に忠実で、余計な説明も極力廃されてると思われ、読みやすいと思う。続巻へ。2024/04/08
ひさしぶり
20
ガンガン読める!その昔は流行り読み物だったんだから楽に読めんとネ2019/07/27
ぐっちー
15
かつて、いろんな訳を手にしてはザセツをしてきた源氏をようやく読みきることができそう。リンボウ先生が上手に訳してくださったお陰で。いやしかし、源氏の強引にして変態な恋に、引きますわ~。2012/10/01