内容説明
「タバコ消さんかい!」体育館に怒声が響いた。史上最悪のワルの登場にダンスを練習中の子どもたちが凍りついた。学校にも受け入れられなかった不良が、自らの「居場所」を求めて訪ねてくるダンス集団「今村組」。そこは学校や家庭では教えてくれないことを学べる「青春駆け込み寺」だった。
目次
第1章 今村組で人生を生き直したワル―組長、俺のけじめっす!
第2章 ホンマにガッコは腐っとる!―クラスを荒れさせる先生ほど出世する?
第3章 ホンマの子どもら、見たってや!―子ども自身が、一番輝きたいと思っている
第4章 オレのおかんは母親のプロ―オレに正義を教えてくれたおかんのパンチ
第5章 今村組、旗揚げす!―学校の古い価値観をぶち壊せ
第6章 負けられへん!今村組、札幌へ―組長と不良ガキどもの心意気
第7章 再び札幌へ―乾坤一擲思いはひとつ
第8章 理想のないやつに教育が語れるか―理想を現実にするのが教育だ
著者等紹介
今村克彦[イマムラカツヒコ]
1957年、京都生まれ。京都府の公立小学校の現役教師として教壇に立つかたわら、自らの教え子を中心に結成されたダンスパフォーマンス集団「関西京都今村組」を率いて、各地の祭りやイベントに参加するなど精力的に活動を展開している。高校時代、自身も不良であったこともあり、枠からはみ出した子どもたちや、心に傷を持つ子どもたち、荒れる子どもたちの心を理解し、接していく指導は全国的に評価が高い。講演依頼も全国から引きも切らず、週末は各地を飛び回っている。全国生活指導研究協議会全国委員、京都生活指導研究協議会常任委員。また、ミュージシャン、ボーカリストとしての活動も展開し、祭りや踊りチームに数多くの楽曲を提供するとともに、自ら作詞、作曲も行ないロッカーとしてライブ活動も展開
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