金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396612344
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0033

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるわか

15
レイシオ(利益配分、金儲け、拝金)の法則:合理主義、理性的とは「自分の利益を取る、なかんずく利益に満ちた行動をする」ということ。自分たちが攻撃されるぐらいなら先に皆殺しにしてしまえという思想。アメリカの指導者・経営者層は、レイシオの思想で世界を冷酷に管理し、非人道的、非人間的な思想で世界を動かしている。2018/07/23

マカロニ マカロン

7
個人の感想です:B。『ヴェニスの商人』読書会参考本。表題通りユダヤ人、ユダヤ思想がどう金儲けにつながるのかを10人の論者が分担して紹介している。仏教、キリスト教、イスラム教の3大宗教が皆貸金に利息を取ることを禁止しているなか、ユダヤ教は異教徒からは金利を取って良いという教え。アントーニオへの評価はキリスト教徒の友人バサーニオは人格のすばらしさを評価するが、シャイロックは日頃彼から迫害を受けているにもかかわらず、返済能力の高さを評価して金を貸す。金儲けに政治も思想も不要、合理と理性(非情さ)重視のユダヤ思想2022/06/16

Edd

0
こういう多著多引用の本は外れしかないなぁ。2014/04/22

まさとん

0
マックスウェーバーの主張は間違っていた。まあなんとなく怪しいとは思っていたが。それも学問的に証明したのは大きい。

Rieko

0
タイトルとは裏腹?に、内容は、歴史(近代西欧史)/経済史/思想史 をしっかり扱った内容です。『逆説の日本史』が好きな方にはググっとくるものがあると思います。15〜18世紀の西欧史は解りにくいですが、資本主義を作ったユダヤ人の動きと覇権国家の栄枯盛衰を重ねるととても解り易くなる。まるで暗号解読のための解読キーのような内容でした。ベンサムの功利主義の本質は何かというところも面白かった。そしてM・ウエーバーが資料操作をしておりそれを暴いて学会を激震させた日本人博士課程の学生の話も面白かった。良書。2012/08/07

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