内容説明
なぜ、中国は「北」をアメリカに売り渡したのか?…そして、犠牲を払わずに全ての関係国が満足しうる唯一の解決策とは?…そのとき日本は?気鋭の中国ウォッチャーが満を持して放つ衝撃作。
目次
序章 「処理」に向けた水面下の動き―日本からは見えない大国の冷酷な論理
1章 なぜ中国は、「北」を見捨てたのか―中国の報道から消えた二つのキーワード
2章 日本人が知らない「米中癒着」の構造―ブッシュ一家やキッシンジャーは、中国で何をしていたのか
3章 中国が金正日の「火遊び」を絶対に許せない理由―大量の失業者、疲弊しきった農村、脆弱な経済基盤、中国に忍び寄る危機の予兆
4章 中国が北朝鮮処分で手にする代償―米中の裏取引でダシに使われる国と地域はどこか
5章 北朝鮮処分のシナリオ―二〇〇五年に迫り来る危機、米中による最後の手段とは
著者等紹介
青木直人[アオキナオト]
1953年、島根県生まれ。フリージャーナリスト。中国を中心に東アジアの政治経済問題を幅広く取材・分析している。「人民日報」の購読歴は30年に及び、月刊誌などに中国の実態に関する各種のレポートを発表
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