世界遺産 飛鳥・法隆寺の謎―聖徳太子は、天智・天武に何を遺したか

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784396610975
  • NDC分類 210.33
  • Cコード C0021

内容説明

あなたが「真面目で几帳面」なのは、聖徳太子のせい?小野妹子より7年前に、すでに遣隋使がいた?飛鳥遺跡からの大発見で、ここまでわかった「日本誕生」の真実。教科書では絶対に教えてくれない「日本誕生の秘密」を掘り起こす。

目次

序章 世界遺産から探る「日本誕生」の真実―飛鳥遺跡の相次ぐ大発見で、何がわかってきたか?(日本はいつから「日本」になったのか?;勤勉で几帳面な「日本人らしさ」も、この時期に形成された?;飛鳥の遺跡で相次ぐ大発見が、やがて「日本誕生」の真実を明かす? ほか)
第1章 聖徳太子と法隆寺の謎―なぜ、これほどまでに「伝説」で飾り立てられるのか(日本史上、最も深い謎に包まれた伝説的聖人;「聖徳太子」は実在しなかった?;聖徳太子をめぐる伝説の数々 ほか)
第2章 上宮王家の悲劇と大化改新―天智天皇は、なぜ太子の怨霊に怯えたのか?(専横をきわめる蘇我蝦夷・入鹿親子と山背大兄の確執;上宮王家の滅亡―法隆寺・伏蔵の謎;『日本書紀』によって“作られた歴史”から、どう真実を読むか ほか)
第3章 かくて「日本」は誕生した―稀代の傑物・天武天皇と影の支配者・藤原一族の秘密(天智と天武の浅からぬ確執;天武天皇は、天智の弟ではなかった?;優秀な嫡子・大友皇子に天皇を継がせたかった天智 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hippos

4
法隆寺についてもっと徹底的に迫るものを期待したのだが、飛鳥時代全般の話になってしまったところが残念。2016/04/17

ヒトコ

2
テレビ東京で放送された番組とのジョイント企画で、2000年に発行された本。一般向けに書かれているので、とても読みやすい。白村江の戦いの以前から朝鮮半島には何度か派兵、半島から多くの人も来ていて、大和政権内の権力闘争にも大きな影響を与えていたらしい。当時は思いの他に国際社会だったのだな。聖徳太子の一族が蘇我氏に滅ぼされたという事件に、実は中大兄や鎌足も関わっていた可能性など、推古天皇の時代と大化改新以後の流れがつながっている事も改めて認識出来て良かった。謎が解きではなく「謎である」という結論だが面白かった。2016/03/05

あおい

1
番組は未見だが法隆寺の写真が観たくて読む。人名とややこしい漢字にふりがなが付いており、児童書なのか読みやすい。だが、今はあの聖徳太子像(一万円札の)は架空とか、教科書でその名を厩戸王と習っているとかいないとか、、、そも日本書紀は藤原氏によって都合の悪いことは改ざんされて作られた歴史書で、その創られた歴史では聖徳太子を殊更に賞賛しているのに法隆寺建立を明記せず、初出は全焼の表記であるとか~現存する法隆寺はその後何年かで再建されたものであるとか。。。読み進める毎に、そうなの?と甚だしい無知が露見し当惑しきり2020/03/18

夜桜蒼紅

0
テレビ東京で放送されたとされる奈良・飛鳥世界遺産の謎 日本を創った男たちというのの、補足本です私は見てないからわかりませんが古代は謎が多いということを再確認しこの本には面白い説も乗っているので、楽しむことができたと思います2015/07/13

かわかみ

0
テレ東編とあるが実際に書いたのは有賀訓というノンフィクションライターで中身は軽い。この御仁、古代史オタクらしいが東アジア史や経済史には疎いらしい。蘇我氏は悪者、中大兄と中臣鎌足は若き改革派のリーダーという決めつけで歴史の謎を解明したつもりになり、史料では明らかにならないところは自分の想像で補い断定する。壮大な珍説、奇説を唱えているわけではなく、ああでもないこうでもないと言っているだけなので、罪のない与太話ではあるが時間の浪費だった。2021/09/23

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