ワサビと唐辛子―受け身の日本人、攻めの韓国人 その強さと弱さ (愛蔵版)

ワサビと唐辛子―受け身の日本人、攻めの韓国人 その強さと弱さ (愛蔵版)

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784396610647
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日本と韓国を代表する香辛料、ワサビと唐辛子。この2つの香辛料が人体に及ぼす作用は、実に見事に両国の国民性を物語る。鎮静を促すワサビに対して、興奮状態にさせる唐辛子。本書は、日本と韓国のまったく対照的な特性を、実に様々な角度から鋭く分析、新しい発見に満ちた比較文化論! 無益な摩擦の時代を超えて日韓の新世紀はここから始まる。 (祥伝社販売課石原オススメの一冊)日韓ワールドカップを間近にして、文化の違いを分かり合うために――必読の一冊。

内容説明

ワサビも唐辛子も、「辛い」ということでは同じだが、辛さの質には大きな違いがある。ワサビは、身体の内側にジーンと染みわたるような辛さ。唐辛子は、頭のてっぺんからカーッと立ちのぼるような辛さ。「吸収」と「発散」のイメージなのだ。ワサビの辛さは「受け身」の姿勢を、唐辛子の辛さは「能動」の姿勢をイメージさせる。実際、日本人は、つねに自分を「受け身の立場」に置こうとする傾向が強いし、韓国人は、つねに自分が「能動の位置」に立とうとする傾向が強い。まさに正反対なのである。もうひとつ、ワサビの辛さは鼻にツンと来て涙が出るが、それは一瞬で消え去る。一方、唐辛子の辛さのほうは、料理を全部食べ終わった後でも、まだ汗が引かないほど長続きする。これも、淡白であっさりした日本人と、粘り強く持続力のある韓国人を象徴しているかのようだ。そんな具合に、ワサビと唐辛子に重ねた日韓の話は尽きない。本書は「唐辛子文化」の中で育った著者が、日本および日本人を「ワサビ文化」という角度から眺めたときに見えてきた、さまざまなシーンを描写したものである。

目次

プロローグ 「イギョラ(勝て)」と「負けるな」―対立を避けようとする日本人
第1章 原理原則を持たない日本人―自然信仰と日本人の理念
第2章 謎に満ちた“日本美”の秘密―日本人は“見立て”の天才
第3章 「和の国・日本」の素顔に迫る―なぜ、日本では“人並み平等”が理想とされるのか
終章 「受け身文化」の日本人―“自然”の力に対する崇敬の念が、日本をつくった

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ノスケ

0
1995年発行。国民性の違いについては解りやすく書かれていると思う。ここまで正反対の国民性ならアジア人という枠で一緒するのは不可能だとも思った。武力を使わない世界平和の方法として、著者の理想論が出てくるけど少々お花畑な感じが否めない。17年前の本だから仕方ないのかも知れない。 読みやすい書き方なので他の本も読んでみたいな。2012/07/09

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