出版社内容情報
8年ぶりの新作ストーリー!!
これぞ安野モヨコ!
舞台は20世紀初頭のパリ。
変態が集う娼館で、
生きるために交(まぐ)わい、殴り、書く。
「他の女のとこに行かれるくらいなら
お金を払った方がまし」
それが、“ヒモを待たせている娼婦 (あたし)”のルール??。
豪華仕様の特装版!
・作中の日記帳を再現したハードカバー仕様
・大判ポスターになる折りたたみカバー
・冒頭にカラー連続12ページ
・描き下ろしポストカード3枚付属!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
13
安野モヨコ、久方ぶりの新作。ともなれば、特装版で購入するっきゃないでしょ! 時代は20世紀初頭のパリ、舞台は娼館メゾン・クローズ。そこに集う変態紳士と娼婦コレットが、夜毎繰り広げるプレイは、男共の欲望に他ならない。そのこだわりのあるプレイは、物語でもある。コレットは自身の物語を、今のところ男共のプレイという物語の、その差異でしか感じることがない。「人生での役どころはふたつしかない 見る側と見られる側 どちらになるかは自分で決める 最初に決められた役が不満なら ひっくり返せばいい」。(つづく)2015/10/12
mimi
1
きれいな画面と艶やかなモチーフ。名言もりだくさん。「欲望のための物語は完結しない。ただ興味を失われて放置されていくのだ」ばっふぁろーごにんむす…。否否。安野先生は娼婦萌えなんだろうなぁと思いました。2016/03/09
こころっけ
1
美しいな〜大好きな安野モヨコさんの絵と独特の世界観。どのページを見ても、うっとりできるヨーロッパ調の街並みと小物が描かれてて、シックだけど可愛いが詰まっている。エロは、そんなにエロくない。綺麗な言葉も、印象に残る言葉もある。日常の世界を美しい言葉にできるって、凄いこと。2015/10/17
moyu
1
娼婦と変態紳士とヒモ。特装版、作中の日記になってる!ヒモは本当にろくでなしのクズだな。ヒモと日本人作家のハマった女は、いい女だけど、地獄のような女。金の切れ目が縁の切れ目って言葉がぴったりか。コレットも厄介な男に惚れたもんだ。2015/10/17
こいけ
1
冒頭のカラーページ作者が塗ったんじゃないなら要らないから、各話の扉カラーがよかったなあああ〜〜2015/10/13