出版社内容情報
お金がなくても自由だった…そんな青春がありました。押入のサルマタの山に生えたキノコ…涙なくしては読めなかった「男おいどん」、女性にもてない、大学にも落ちた、もちろん金があるわけじゃなし、ひたすら管理人さんを夢想する毎日「めぞん一刻」、エトセトラエトセトラ… マンガはどのようにビンボーを描き、ビンボーを愛してきたのか?ビンボー漫画の巨匠たちのロングインタビューから書き下ろしビンボー漫画まで。今、ビンボー漫画を総括する面白研究書です!(祥伝社販売課大胡田オススメの一冊)「男おいどん」「めぞん一刻」に憧れた頃もあったなァ。でも、四畳半のアパートってなんで中央線が似合うんでしょうね。
内容説明
風呂なし、肉なし、クルマなし、オンナなし、肩書きなし。何にもない!でも自由だけはいっぱい。―彼らは確かに僕たちの友人だった!『男おいどん』に『どくだみ荘』、東海林さだおから西原理恵子まで、マンガはどのように“ビンボー”を描いてきたのか!?カップラーメンと万年床…。青春漫画論の決定版。
目次
巻頭カラー 漫画家競作!新作ビンボー漫画
1章 ビンボー漫画の概念―戦後漫画とビンボーの、深~い関係
2章 ビンボー漫画の系譜―焼け跡から平成、そして次世紀へ。ビンボー漫画の流れと今後
3章 ビンボー漫画の謎―四畳半住人たちの生活の“ナゼ?”を考察する
4章 ビンボー漫画の大研究―ビンボー漫画から見る時代の風俗と思想
5章 ビンボー漫画の事情―“あの時代”を巡るエッセイ
6章 四畳半へのオマージュ―この名作ビンボー漫画を読んでチミも刮目せよ!
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- 和書
- 原子と分子の量子論