祥伝社文庫<br> 筆耕屋だんまり堂〈2〉姉への恋文

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祥伝社文庫
筆耕屋だんまり堂〈2〉姉への恋文

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396351731
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

後添えを案じるご隠居
影の薄い落語家
姉の幸せを願う武士の男子
あのときの想い、憶えてますか?
文字に触れると心が視える筆耕師が、
依頼人の願いをやさしく紡ぐ。
“言葉”が人を救う感涙の人情シリーズ第二弾

「恋文を書いてほしいの」筆耕師数馬の前で、姪の春佳は友人の健吾とともに頭を下げた。健吾は、自分のために嫁入りを諦めた姉を案じ、許婚だった男からの恋文を願ったのだ。逡巡しつつも代書する数馬。だが、男には既に別の女との縁談があった。さらに〝偽りの文?であることも知れ、姉弟仲は険悪に。心を痛めた数馬は、事を収めるべく再び筆を執るが……。


【目次】

内容説明

「恋文を書いてほしいの」筆耕師数馬の前で、姪の春佳は友人の健吾とともに頭を下げた。健吾は、自分のために嫁入りを諦めた姉を案じ、許婚だった男からの恋文を願ったのだ。逡巡しつつも代書する数馬。だが、男には既に別の女との縁談があった。さらに“偽りの文”であることも知れ、姉弟仲は険悪に。心を痛めた数馬は、事を収めるべく再び筆を執るが…。

著者等紹介

麻宮好[アサミヤコウ]
群馬県生まれ。津田塾大学卒。2020年、第一回日本おいしい小説大賞の応募作『月のスープのつくりかた』を改稿してデビュー。22年、『恩送り 泥濘の十手』で第一回警察小説新人賞を受賞。25年に『お内儀さんこそ、心に鬼を飼ってます おけいの戯作手帖』で第一四回日本歴史時代作家協会賞「文庫書き下ろし新人賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

120
シリーズの第二弾。三話ともだんまり堂・数馬と、春佳の人となりが伝わる心地よさ。特に三話目『片見月』が沁みた。姉を思う弟の気持ちが好くて、数馬の詫び状ーさらばの意味ーに泣けてしまった次第。となりのおりんとの関係に進展はあるのか?亡き兄夫婦の死の真相に近づく日が来るのか?益々今後が楽しみだ。2026/02/26

タイ子

78
シリーズ第2弾。口の利けない数馬と姪の春佳、いつもお世話になっているお隣のおりんさん。数馬とおりんの仲が気になるところではあるが、春佳にとっておりんはまだお隣さんでいて欲しい気持ちがいっぱい。大店の主人から遺言書を頼まれた数馬。備忘録から聞こえて来る数多の声。一体何があったのか。他には春佳が手習いのともだちの姉のために恋文の代筆を依頼してきた。大人の世界をちょっと覗いた男の子。その顛末に思わず涙。そして、長屋に越してきた怪しい男の正体。数馬の兄の死の真相が判明する日も近いのか。続編は4月刊行予定。2026/02/22

天の川

54
数馬が代筆した文をめぐる3編。妻を喪い、うまく話せなくなった噺家を捲りの文字と妻の魂が励ます「演目めくり」、認知症になった後妻を思いやる遺言書を残そうとする「絵草子」、春佳の友人が姉の恋文を依頼する「片見月」は麻宮さんならではの優しい温かさ。そしてその3編に見え隠れする隣のおりんの亡夫への思い、数馬の揺れる心のうち、叔父を思いやる春佳、新たな登場人物の下っぴきの仁平が追う前作に出てきた呪いの筆に関わる事件と数馬の兄の死の秘密…ますます目が離せない。2026/03/08

むつこ

25
シリーズ2作目。依頼人からあずかった文と文字から伝わる想いを筆にする主人公・数馬。2作目ということもあってか登場人物みな落ち着いた感じを受けて良くなった感と誰もが哀しみを胸に秘め相手を思いやるココロがうかがえ温かな涙がにじんだ。後半、前作の「呪いの筆」の続きと新メンバー・仁平に楽しみが増えた、次作楽しみ。2026/03/04

aki

22
火事で兄夫婦が亡くなり、その時のショックで声を失う代わりに記された文字に触れれば人の思いが感じ取れるようになった筆耕師の数馬。兄夫婦の子供・春佳を引き取り、隣人おりんに助けられながら、舞い込んでくる依頼に真摯に向き合っていく。愛する妻が自分のせいで亡くなったと才が発揮できなくなった噺家、過去に囚われ記憶が混乱した妻との思い出を大切にする主人、友達の姉の想い人との恋の為に奔走する春佳。言葉を発することが出来ない数馬を通し、言葉というものの重みや言葉の持つ力の意味が随所に盛り込まれていて、今作も心に沁み入る。2026/02/19

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