祥伝社文庫<br> 筆耕屋だんまり堂―心の色を文字にします

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祥伝社文庫
筆耕屋だんまり堂―心の色を文字にします

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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396351670
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「だんまり堂」に依頼すれば、願いが叶う?
文や遺言書、迷子の掛札、料理帖。
字を書くことなら何でも承ります!
口の利けぬ筆耕師が、筆に祈りをのせて代書する――
「日本歴史時代作家協会賞」受賞作家による、人情時代シリーズ!

水沢数馬は深川の蜜柑長屋で、姪の春佳と筆耕屋を営んでいる。数馬は訳あって口が利けぬが、文字に触れると書き手の想いや過去が心に浮かぶ――そんな才を持つがゆえ、依頼人に寄り添った仕事をすると評判だ。今日も〝だんまり堂〟には、迷子の娘を捜し続ける夫婦、冥土からの文を求める飛脚、大店の娘に料理帖を託したい女中が訪れ……。温かな人情時代シリーズ開幕!


【目次】

内容説明

水沢数馬は深川の蜜柑長屋で、姪の春佳と筆耕屋を営んでいる。数馬は訳あって口が利けぬが、文字に触れると書き手の想いや過去が心に浮かぶ―そんな才を持つがゆえ、依頼人に寄り添った仕事をすると評判だ。今日も“だんまり堂”には、迷子の娘を捜し続ける夫婦、冥土からの文を求める飛脚、大店の娘に料理帖を託したい女中が訪れ…。温かな人情時代シリーズ開幕!

著者等紹介

麻宮好[アサミヤコウ]
群馬県生まれ。津田塾大学卒。2020年、第一回日本おいしい小説大賞の応募作『月のスープのつくりかた』を改稿してデビュー。22年、『恩送り 泥濘の十手』で第一回警察小説新人賞を受賞。25年に『お内儀さんこそ、心に鬼を飼ってます おけいの戯作手帖』で第一四回日本歴史時代作家協会賞「文庫書き下ろし新人賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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いつでも母さん

147
あぁ、好いなぁ。気になる麻宮さんの新しいシリーズの始まりはグッと心を掴まれる感じだ。口が利けないが文字に触れると想いが心に浮ぶ筆耕師・数馬と、その兄夫婦の忘れ形見・春佳が営む蜜柑長屋の筆耕屋が舞台。賢く健気な春佳、そこは子どもを描かせたらピカ一麻宮さんだもの、鬼の私もつい涙が・・数馬が使う兄の道具たち(硯に墨と文鎮)これがまた数馬と会話するのが面白く、挨拶代わりの連作3話前のめりに読んだ。これからきっと秘められている事が明らかになっていくのだろうな。それも気になるが依頼人の持ち込む仕事の顛末も好いなぁ。2026/02/04

もんらっしぇ

113
御新造さん、あっしゃぁね。本を読んでましてねぇ…寄る年波のせいか、親を亡くした健気な子供の出てくる場面なんかではね、その台詞なんぞ読んでるうち…自然にポロリと涙が出てきて困るんでさぁ(>_<) ですからね、いつも電車の中が一番読書がはかどるんでやんすが…この本はいくらなんでも…いけやせん(-_-;) たとえ周囲の連中、皆が皆スマホに夢中で、お他人様に関心がないとはいっても、よい歳したオッサンが嗚咽を漏らしてりゃ、そらぁ気づきまさぁw(爆) → 2026/01/22

タイ子

104
代書、読本の草稿などを生業としている数馬。一緒に暮らしている9歳の姪の春佳。口が利けない数馬の唇を読んで理解してくれる春佳の存在は有難い。蜜柑長屋に住む2人の周りには優しい人ばかり。そして硯や墨が数馬としゃべる、何より代筆の仕事を受ける相手の文字から見えて来るその人物の思いや過去。ファンタジー要素を含みながら、代書を依頼する人たちの人生が生々しく描かれる。何より春佳の賢さが際立っていながら、子供らしさも垣間見え優しさとジワリが胸に沁みる物語。続編が気になるところだが、3巻まで続けて刊行とのこと。嬉しい!2026/01/15

星群

100
初読み作家さん。シリーズ一作目。『あら、なんて風流な』1頁目から、この世界の虜になりました。だって、冒頭の台詞、誰が言ったと思います?気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。大人顔負けの姪の春佳の一挙手一投足が微笑ましい。3話収録されてますが、イチオシは2話目の〝冥土の飛脚〟です。2026/05/25

チーママ

93
口の利けない叔父としっかり者の姪が営む筆耕屋「だんまり堂」の心温まる連作短編集。依頼される仕事は、遺言書から嫁ぐ娘に贈る料理帖まで実にさまざま。依頼人それぞれの思いに寄り添い心を込めて文字を書く、こんな筆耕屋がいたら仕事を頼みたくなる客の気持ちもわかる。私もこの時代に生きていたなら、何かしらお願いしていたかもしれない。数馬にだけ聞こえる道具たちの声や文字から見える過去など、ファンタジー的な要素が物語をより面白くしている。数馬が言葉をなくし春佳と暮らすことになった経緯にはまだ何か秘密がありそうで気になる。2026/06/23

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