出版社内容情報
構想30年、ついに結実!
田中芳樹が描く、ユーラシアを駆けた将軍。
連勝不敗。新兵器を用い、モンゴル軍を率いて
イスラムを震撼させた智と勇の名将、郭侃。
知られざる英雄を描く歴史巨編。
1253年、イスラム世界の征服と領土拡大を目論むモンゴル帝国は、ユーラシア大陸を西に跨ぐ大規模な遠征を始めた。祖父の代からモンゴルに仕え、攻城戦と砲術に長けた漢人の勇将・郭侃は、新兵器「回回砲」を駆使し次々に各地を攻略する。進撃を続ける彼には「海に沈む夕日を見たい」という願いがあった。歴史に埋もれた「不敗の男」の生涯を描く、圧巻の中国歴史巨編。
【目次】
内容説明
一二五三年、イスラム世界の征服と領土拡大を目論むモンゴル帝国は、ユーラシア大陸を西に跨ぐ大規模な遠征を始めた。祖父の代からモンゴルに仕え、攻城戦と砲術に長けた漢人の勇将・郭侃は、新兵器「回回砲」を駆使し次々に各地を攻略する。進撃を続ける彼には「海に沈む夕日を見たい」という願いがあった。歴史に埋もれた「不敗の男」の生涯を描く、圧巻の中国歴史巨編。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1978年に第三回幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年に『銀河英雄伝説』で星雲賞を受賞、以後、SFファンタジー、中国歴史譚、西洋冒険ロマンなどで人気作を続々と発表する。1952年、熊本生まれ。学習院大学文学部博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
28
中国史上ただ1人、陸路で地中海に達した武将・郭侃。「海に沈む夕日を見たい」モンゴル軍を率いた漢人武将が、たった一つの夢を叶えるために地の涯を目指す歴史小説。祖父の代からモンゴルに仕え攻城戦と砲兵に長けた漢人が、37歳の時にさらなる領土拡大のためフラグの大西征を開始したモンゴル軍に部隊長として加わり、新兵器・回回砲をひっさげ七百以上の城を陥落させる展開で、多様な人種が入り交じるモンゴル軍の中で功績を上げ、そこから中国に戻ってフビライに仕え、南宋征伐にも従軍して波乱の生涯を生き抜いた一代記はまさに圧巻でした。2026/01/09
フミ
20
1250年代、モンゴル帝国のフラグ(フビライの弟)が、西アジアに遠征し、ペルシャ~シリア周辺に「イル・ハン国」を建てた際に部下だった、漢民族の将軍(攻城戦の名手)が主役の作品です。少ない紙数の中に、少しでも情報を詰めるため、前半80頁くらいまでは、西アジアに進軍しつつ「モンゴル帝国の歴史」が語られてややこしいですが、3章、暗殺教団と戦い始めると、目の前の戦争に没頭して行く感じで、分かり易くなりました。185頁辺りから始まる「バグダット攻略」の凄惨な描写は、何度も読み返す凄まじさでした…。さすが田中さん…。2026/08/11
毎日が日曜日
9
★★★★★ スケールが大きくてロマンもあって満足。2026/01/23
nori
6
I have read several Mongol Empire related novels. I felt this is the worst, despite it is main stream history fiction. Maybe the final chapter is boring or 郭侃's dream was realized in middle of story. If I read it as manga, may it better?
A.KI.
5
ひさびさに読んだ田中芳樹。フビライ汗の治世、教科書でも必修の元寇などの少し前が主な時代で、モンゴル帝国に仕えた漢人の将軍・郭侃の視点から、モンゴルの西伐を主に描くもの。モンゴル帝国が版図を広めた過程には、その数だけの戦いや無用な虐殺もあり、決してモンゴル帝国すごい…と単純に思えなくなるもの。歴史の無情・無常を感じずにはいられません。郭侃はとてもできた人で、この時代に、はるか西の地中海で水平線に沈む日を見たいという夢にはロマンがあり、それがかなえられたのはよかった。2026/04/14




