出版社内容情報
ワケありの夫婦がいとなむ道具屋にいわくつきの客、怪しい品々が集まって…
おかみさんは目利き上手!
ふふっと笑えて、時々涙。人情時代第一巻
京で屈指の茶道具商「からふね屋」の愛娘ゆずは、二番番頭の真之介とかけおち同然で夫婦になって、道具屋「とびきり屋」を三条木屋町に開いた。元は旅籠のその店には、近藤勇や高杉晋作、坂本龍馬と、幕末の名だたる面々が顔を出す。騒然とする世に、次から次へ湧き起こる人生や商売の荒波を、“目利き”と“度胸”で乗り越えてゆく二人。痛快で心温まる夫婦の物語!
【目次】