出版社内容情報
部下とのわだかまりや、
自分を大事にできなかった過去、
こじれた親子関係も、
大丈夫。
何度だって洗い直せる。
心がふんわり軽くなる洗濯物語、シリーズ第3弾!
「ヨコハマコインランドリー」で働きはじめて一年、中島茜はクリーニング師試験に合格した。しかし、お祝いムードの店は店長・真奈の母、加奈子の登場で一転する。幼い頃十分に世話をしてもらえず、施設で育った真奈が母親に会うのは十九年ぶりだった。和解を望む加奈子と拒絶する真奈。茜は見守ることしかできず……。家族のしこりも優しく洗い流す、人気シリーズ第3弾。
【目次】
内容説明
「ヨコハマコインランドリー」で働きはじめて一年、中島茜はクリーニング師試験に合格した。しかし、お祝いムードの店は店長・真奈の母、加奈子の登場で一転する。幼い頃十分に世話をしてもらえず、施設で育った真奈が母親に会うのは十九年ぶりだった。和解を望む加奈子と拒絶する真奈。茜は見守ることしかできず…。家族のしこりも優しく洗い流す、人気シリーズ第三弾。
著者等紹介
泉ゆたか[イズミユタカ]
1982年、神奈川県生まれ。2016年、『お師匠さま、整いました!』で第十一回小説現代長編新人賞を受賞し、作家デビュー。19年、『髪結百花』で、第八回日本歴史時代作家協会賞新人賞と第二回細谷正充賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mayu.
29
横浜コインランドリーシリーズ第三弾。今回は親と子が全体的なテーマだった感じなのかな。それぞれに悩んでいる展開は一緒にモヤリとなってしまって早く抜け出したい!と思いながら読んでいたけど「雨のち晴れ」のタイトルらしく、最後は晴れてくれて良かった。にしても毎度出てくる横浜グルメがなんとも美味しそうです。共に働く人とこんな風に信頼関係が築けるなんてうらやましいなぁ。大切な服や靴の汚れが落ちて綺麗になるって、それだけで心も少し救われた様な気持ちになるよねな一冊。2025/07/28
楽駿@新潮部
21
読書会仲間本。話の温かさも、さることながら、いつも、自らの仕事にも役立てさせてもらっている。今回のテーマは、人は変われる。かもしれない。時は元に戻せない。失った信用を取り戻すのは、初めて信用を得るのより、よっぽど敷居は高い。それでも、失ってみて、或いは、幸せを得た事によって、それまで、ただ辛かったり、許せなかった思いが、形を変えて、溶けていく事もある。一方、人は変われない。どこかでそう思っている部分のある私にとっては、とても温かい応援歌の様に思えた。2025/09/28
み
19
シリーズ3作目。ヒトは変われるのか?今作では、皆さん変われてますね。あたしの周りには、変わらない方もチラホラ…。シリーズまだ続きそうで楽しみです^ ^2025/08/14
な つ (°∀°)
9
大好きなシリーズ第3弾!!今回も良かった…。茜が前の会社の話をしているときは涙が出そうになるし、真奈さんとお母さんとの関係にはヒヤヒヤするし、茜と充先生との恋の行方ににやにやするし、、、。あっという間に読み終わってしまうけど、色んな感情がごちゃ混ぜに。次回作はいつ発売ですか、、、今から楽しみ過ぎる。2025/09/22
読書好き・本屋好き堂
7
シリーズ第3弾。 今回は、店長の真奈の母親が現れ、ドキドキ、冷や冷やしながら読了✨ それと気になるあのお二人も🤭 あまりコインランドリーを利用することはないけど、この作品を読むと行きたくなる(笑) 色々と先が楽しみ🎵2025/07/22