出版社内容情報
目撃情報×防犯カメラ映像×現場に残されたDNA
強盗殺人の疑いをかけられた桐谷雅樹。
すべての証拠が自分の犯行を指し示す。
この完全犯罪、どう崩す?
巧妙なトリックと怒濤の伏線回収に息を呑む。
仕掛けだらけのノンストップミステリー!
大手システム開発会社で働く青年、桐谷雅樹は、ある日突然、強盗殺人事件の犯人として逮捕される。証拠となる防犯カメラ映像に映っていたのは、紛れもなく自分自身の姿だった。さらに、犯行現場から検出されたDNA型までもが一致し、雅樹は自らの記憶や精神を疑いはじめる。やはり俺が犯人なのか――事件の裏に隠された衝撃の真実とは? ノンストップ冤罪ミステリー。
内容説明
大手システム開発会社で働く青年、桐谷雅樹は、ある日突然、強盗殺人事件の犯人として逮捕される。証拠となる防犯カメラ映像に映っていたのは、紛れもなく自分自身の姿だった。さらに、犯行現場から検出されたDNA型までもが一致し、雅樹は自らの記憶や精神を疑いはじめる。やはり俺が犯人なのか―事件の裏に隠された衝撃の真実とは?ノンストップ冤罪ミステリー。
著者等紹介
辻堂ゆめ[ツジドウユメ]
1992年神奈川県生まれ。東京大学卒。大学在学中、第十三回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞。2015年『いなくなった私へ』でデビュー。22年『トリカゴ』で第二十四回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
渋谷区の高級住宅地で飲食店経営者が殺害され、現金2000万円を奪われた事件。桐谷雅樹は突然身に覚えがない強盗殺人容疑で逮捕されてしまう冤罪ミステリ。全ての証拠が雅樹による犯行を示唆する状況はなぜ起きたのか。全く異なる境遇で育った双子の弟との再会してからがまた激動の展開で、過酷な環境で生きてきた弟と自分の思わぬ共通点、一方で考え方の違いも突きつけられて、当時の社会問題を絡めた過去の真相にはなかなか考えさせられましたけど、ストーリーが二転三転する中で意外なところにあったターニングポイントが印象的な物語でした。2025/06/12
きたさん
10
心当たりのない罪を突きつけられる、という辛さに加え、バイオレンスな感じがしばらく続いたので心がきゅうううと痛くなりながらの読書だったのですが、話が進むにつれてその展開の意外さとスピーディーさに目が離せなくなり、最終的には一気読みでした。読み進めていくうちに、あれもこれも伏線だったのか!と驚かされたことに感服。何回か目が潤むような場面もあり、とても面白い読書でした。2025/06/29
KDS
5
身に覚えのない強盗殺人の容疑で突然逮捕された青年・桐谷雅樹。目撃情報、防犯カメラの映像、そして現場に残されたDNA…それらは全て、雅樹が犯人であることを物語っていた。わけのわからない冤罪事件に巻き込まれ、警察の追求に疲弊する雅樹だったが、決定的なアリバイが証明されなんとか釈放される。しかしその後も知人達から行ったはずのない場所での自分の目撃情報を聞かされ…?防犯カメラに映っていた雅樹そっくりの男は一体何者?そいつが事件の犯人なのか?奇妙なドッペルゲンガー現象の真相とは?飽きさせない怒涛の展開が秀逸な一冊。2025/06/15
ドットジェピー
4
面白かったです2025/06/16
stmy
3
読み始めて気が付いたら読み終わってて、ご飯を食べてないことにも読み終わってから気が付いた。これは一気に読んで良かった!2025/06/27