出版社内容情報
乱暴者が医者になり、聡明な孤児が、
奉行所与力の養子となった――
栄三が導く若者たちの刻苦と成長
人情時代小説シリーズ第十一弾!
かつて町のやくざ者だった捨吉は、栄三郎の〝取次〟により、今や立派な医者見習いとなっていた。ところが医者の土屋弘庵は、弟子の空元気を見抜いていた。どうやら近頃、捨吉が出会った四十絡みの堅気に見えぬ女性が、幼少の捨吉を捨てた母親であったらしいのだ。捨吉の荒くれた心が戻らないか心配した栄三郎は、断絶した母と子の絆を結び直そうと試みるが……?
内容説明
かつて町のやくざ者だった捨吉は、栄三郎の“取次”により、今や立派な医者見習いとなっていた。ところが医者の土屋弘庵は、弟子の空元気を見抜いていた。どうやら近頃、捨吉が出会った四十絡みの堅気に見えぬ女性が、幼少の捨吉を捨てた母親であったらしいのだ。捨吉の荒くれた心が戻らないか心配した栄三郎は、断絶した母と子の絆を結び直そうと試みるが…?
著者等紹介
岡本さとる[オカモトサトル]
1961年大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社九〇周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に『浪華騒擾記』が入選。以後、演劇制作や舞台の脚本、『水戸黄門』等のテレビ脚本を数多く手掛けた。2010年、『取次屋栄三』(祥伝社文庫)でデビュー以来、二〇巻の大人気シリーズとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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