出版社内容情報
「悪党にも慈悲の心を」
十五歳の娘の言葉は、中山伊織の心を斬る。
火盗改の頭は、ついに凶賊の手中へ――。
怒濤の捕物帳第三弾書下ろし!
火盗改長官・中山伊織は、押し込み強盗の一味〈般若党〉を待ち伏せ、撃滅した。だが、頭目の妹、十四歳の百音だけは逃げ延びる。兄たちの末路を知った百音は、伊織を討とうと火盗改の手下の家に潜りこんだ。さらに、弟を捕殺された凶賊、黒地蔵の金兵衛もまた、新手を一味に加えて凶行を始める。忍び寄る復讐の刃に、伊織はまだ気付かない――。渾身の書下ろし作。
内容説明
火盗改長官・中山伊織は、押し込み強盗の一味“般若党”を待ち伏せ、撃滅した。だが、頭目の妹、十五歳の百音だけは逃げ延びる。兄たちの末路を知った百音は、伊織を討とうと火盗改の手下の家に潜りこんだ。さらに、弟を捕殺された凶賊、黒地蔵の金兵衛もまた、新手を一味に加えて凶行を始める。忍び寄る復讐の刃に、伊織はまだ気付かない―。渾身の書下ろし作。
著者等紹介
富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年、北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第四回歴史群像大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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