出版社内容情報
禁じられた料理に秘密あり
立て籠もった男の女房はなぜ死んだのか――
江戸の禁忌、食に纏わる謎……
夫婦と料理の力で真相を暴く、
絶品捕物帖シリーズ第二弾!
「女房を殺めた奴を捜せ」深川門前町の油屋に男が立て籠もり、凄まじい形相で叫んでいた。やがて男は食べ物を要求、 飯屋〈川野〉の女将お純が届けることに。優しい料理で徐々に男と打ち解け、女房の骸の異変や過去に禁じられた食材について手懸りを得る。だが、お純の夫で岡っ引きの弥助が探索を進めるや、禁忌の種を?んで殺された瓦版屋の死と繋がり……。
内容説明
「女房を殺めた奴を捜せ」深川門前町の油屋に男が立て籠もり、凄まじい形相で叫んでいた。やがて男は食べ物を要求、飯屋“川野”の女将お純が届けることに。優しい料理で徐々に男と打ち解け、女房の骸の異変や過去に禁じられた食材について手懸りを得る。だが、お純の夫で岡っ引きの弥助が探索を進めるや、禁忌の種(ネタ)を掴んで殺された瓦版屋の死と繋がり…。
著者等紹介
有馬美季子[アリマミキコ]
2016年『縄のれん福寿―細腕お園美味草紙』で時代小説を志し、心あたたまる料理描写で多くの読者を魅了した。21年、料理屋を切り盛りする女三代を描いた「はないちもんめ」シリーズで、第十回日本歴史時代作家協会賞“シリーズ賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みにみに
9
1作目が割と楽しめたので。人質を取って立て籠もった男の要望は、自殺の偽装により殺されたと思われる女房の死に関わったと思われる男を捜し出し、きちんと真相を調べること。今回も岡っ引きの弥助が駆け回り、その妻お純が何となく推理する。前回も思ったけどやっぱり捜査が地道だなぁ。現代のようにハッキリした証拠を出せないのが割ともどかしい。そしてお純の作る料理が美味しそうだなぁ。それにしても江戸時代あたりの本を読むと、私は城下町の雰囲気や江戸っ子言葉が結構好きなのかもしれないと思う。それを求めて読んでる節があるな。2025/05/27
ぷにこ
3
シリーズ2冊目。大きい事件と小さな事件どちらもお純の推理がヒントになって解決。 2人のベタベタはちょっといただけないけど、つらかった思い出もあっての幸せな今があるから、推理も進むのかも。2024/11/07
keycoba
2
☆☆☆★2024/12/10