出版社内容情報
事件を解く鍵は、死体のそばに残された血文字「R」
加害者の母親から、沖縄ストーカー殺人の再捜査依頼が。
鋭い観察眼を駆使し、冬彦は被疑者の冤罪を晴らせるか?
人気ドラマシリーズ原作!
真犯人に繋がる証拠は血で書かれた「R」のみ── 十年前、沖縄で二十代女性のストーカー殺人があった。遺体発見時、犯人と思しき男の自殺体も見つかり、被疑者死亡で事件は決着していた。だが、加害者の母親は特命捜査対策室の小早川冬彦に再捜査を依頼。癌を患う彼女は、生きているうちに息子の冤罪を晴らしたいと言う。冬彦は血文字に着目し、寅三と沖縄へ飛ぶが……。
内容説明
真犯人に繋がる証拠は血で書かれた「R」のみ―十年前、沖縄で二十代女性のストーカー殺人があった。遺体発見時、犯人と思しき男の自殺体も見つかり、被疑者死亡で事件は決着していた。だが、加害者の母親は特命捜査対策室の小早川冬彦に再捜査を依頼。癌を患う彼女は、生きているうちに息子の冤罪を晴らしたいと言う。冬彦は血文字に着目し、寅三と沖縄へ飛ぶが…。
著者等紹介
富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第四回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雅
51
スカイフライヤーズってそういう事なんですね。こういう事に情熱を注ぐのも楽しそう。ストーリーはシリアルキラーが出てくるのに、小早川の空気感に和んでしまう2023/10/29
petitlyz
23
【図書館で借りた】スカイフライヤーズってそういうことか…知らない分野で興味深かった。今作の犯人は富樫さんの他のシリーズ(SROとかスカーフェイスとか)に出てくるようなヤツで、小早川も危なかった。寅三のタイミングが良くてさすがだった。2023/08/06
み
20
さくさくと♪何ともヤな犯人の思考です。警部さん、頭突きはマスターしてくださいね^ ^2023/06/17
ふみ
18
小早川冬彦と新相棒の寅三は10年前のストーカー殺人を調べる為に沖縄へ飛ぶ、犯人が残したと思われるRの血文字から、シリアルキラーが新犯人だと推測し、徐々に犯人を追詰めて行く。相変わらず空気を読めない冬彦が面白い。評価B−2023/08/29
yukimame
8
無理心中として解決した過去の事件を、小早川冬彦と寅三が捜査する話。面白かった~。さすが冬彦。犯人が別にいる事を、見抜いて更にそれがシリアルキラーであること。そして殺す意味は「解放」してあげる為。本当に自分勝手な、独りよがり。「解放」って何だよ??って思ってしまう。無事事件は解決したけど。今回、何だかパッとしない読了感。2023/11/22