出版社内容情報
この壁は、神が人間に限界を教えるために造った障害物だ!
余命わずかな師の夢を叶えるため、男は8000メートル超の死の壁を越え、頂点に立てるか!?
圧巻の山岳小説「ソロ」シリーズ。堂々完結!
眼前にそそり立つ絶壁を前に、奈良原和志は死の予感に襲われた。標高8000メートルから空中にせり出す巨壁・マカルー西壁。ヒマラヤ最大の難関は人類を拒み続けていた。それでも、和志は余命わずかな師・磯村賢一に頂上から声を届けるため、デスゾーンへの冬季ソロ初登攀に挑む。ところが、和志を敵対視するフランス人マルクが卑劣な妨害工作を仕掛けてきて……。
内容説明
眼前にそそり立つ絶壁を前に、奈良原和志は死の予感に襲われた。標高八〇〇〇メートルから空中にせり出す巨壁・マカルー西壁。ヒマラヤ最大の難関は人類を拒み続けていた。それでも、和志は余命わずかな師・磯村賢一に頂上から声を届けるため、デスゾーンへの冬季ソロ初登攀に挑む。ところが、和志を敵対視するフランス人マルクが卑劣な妨害工作を仕掛けてきて…。
著者等紹介
笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務を経て、2001年『時の渚』で第十八回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『太平洋の薔薇』で第六回大藪春彦賞を受賞。ミステリーをはじめ警察小説、山岳小説の名手として絶大な人気を誇る。21年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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