祥伝社文庫<br> 妻の終活

個数:
電子版価格
¥792
  • 電子版あり

祥伝社文庫
妻の終活

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月06日 08時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396348427
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

末期がんで余命一年の宣告
先逝く妻の心情は? 残された夫の胸中は?
そして妻は生涯最後の行動に出た――。
夫婦とは、家族とは。感涙必至の傑作!

余命一年。四十二年連れ添った妻杏子が末期がんを宣告された。七十歳を前になお嘱託として会社に人生を捧げる一ノ瀬廉太郎は愕然とした。炊事や洗濯など自分の身の回りのことは何もできないのに、子供じみた意地を張るばかりの夫であった。そんな父に、娘は母をもう解放してと責め立てる。妻への後悔と自分の将来に対する不安に襲われた廉太郎は……。感涙必至の傑作!

内容説明

余命一年。四十二年連れ添った妻杏子が末期がんを宣告された。七十歳を前になお嘱託として会社に人生を捧げる一ノ瀬廉太郎は愕然とした。炊事や洗濯など自分の身の回りのことは何もできないのに、子供じみた意地を張るばかりの夫であった。そんな父に、娘は母をもう解放してと責め立てる。妻への後悔と自分の将来に対する不安に襲われた廉太郎は…。感涙必至の傑作!

著者等紹介

坂井希久子[サカイキクコ]
1977年、和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒。2008年「虫のいどころ」で第八八回オール讀物新人賞受賞。17年、『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』で第六回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

92
★★★★☆23030【妻の終活(坂井希久子さん)】目からポロポロ〜、さらにジャ〜となるシーンもあるので必ずひとりで読むべし!これは是非とも既婚男性に読んで欲しい作品です。夫婦間での夫の在り方、家族の中での父の在り方、考えさせられました。今まで当方が読んだ坂井さん作品の中でも好みの作風でランキング上位です。もう、先が気になり過ぎて一気読みでした。本作品はあらすじを知らないまま読んだ方が心に響く度合いが高いかもです《主な登場人物》夫の廉太郎(主人公)、妻の杏子、長女の美智子、次女の恵子。超おすすめです!2023/05/05

まさきち

61
杏子がなんともカッコいい。2023/07/10

のんちゃん

40
廉太郎は70歳の今も嘱託で会社勤め、人生、仕事が最優先だ。そんなある日、妻が癌で余命1年の宣告を受ける。妻と二人暮らしの廉太郎は家事もさっぱりできず、妻がいなくなる事に感情的にしか向き合えない。独立している二人の娘とも心は通っていず、さてこの事態の中、彼はどうする?という話。残りの時間を夫のこれからの為に色々と指南し準備する妻杏子が逞しい。やっぱり最後は女の方が腹を括れ、死への不安を持ちながらもまわりに隠して対処できる底力がある様に感じられた。エンディングノート、草案は書いたがもう清書する年齢になるな。2022/11/18

はっぱ

32
文章が、素直に心の奥に届いてくる。色々と思う事が多くて、考えさせられる一冊だった。全て妻が身の回りの事をしてくれて当たり前だと思っていた廉太郎。妻の杏子の余命一年を宣告された病をきっかけに、杏子に家事などの手ほどきを受けたり、町内の付き合いに出掛けたりと廉太郎の生活が変わっていく。だんだん廉太郎と杏子の関係が良くなっていく様子に胸が熱くなる。第七章「覚悟」と第八章「尊厳」は、涙が溢れた。廉太郎は変わった。廉太郎の心が杏子に寄り添っている。そして、ラストで明かされた杏子と廉太郎の秘密・・。2023/11/03

てぃ

26
初読み作家さん。妻が夫から卒婚をする終活(毒っ気のある垣谷美雨さん的な小説)かと思っていましたが、ホントの終活物語。団塊世代70代の廉太郎。男の見栄、出世、仕事人間で家族を犠牲にするのも厭わない。妻に診察の付添いを懇願されても応じない。その診察とは、癌、余命宣告だった。二人の娘からも信用を失う廉太郎。夫婦、父娘、家族の再生物語でもあった。在宅介護を受ける妻の最後の願い、人間の尊厳が家族の愛で守られ、胸が熱くなった。懐が深く聡明な妻に、廉太郎は勿体ないと思った。60代以上の男性には是非読んで欲しい一冊。2024/11/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20306887
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品