出版社内容情報
39歳・妻子持ち・営業課長→28歳・新入男子社員
一時の迷いか、本気の恋か?
ビール販売会社の営業課長を務める門倉友広は、一瞬で頭が真っ白になった。新人の加瀬夏生のせいだ。会社では頼れる上司、家庭では良き父親として、順風満帆な日々を送っていたが、加瀬の出現をきっかけに、営業先で失態をさらしたり、日常業務も手につかなくなって……不惑目前、今まで抱いたことのない同性へのときめきに中年男が七転八倒する爆笑必至のラブコメディ!
内容説明
ビール販売会社の営業課長を務める門倉友広は、一瞬で頭が真っ白になった。新人の加瀬夏生のせいだ。会社では頼れる上司、家庭では良き父親として、順風満帆な日々を送っていたが、加瀬の出現をきっかけに、営業先で失態をさらしたり、日常業務も手につかなくなって…不惑目前、今まで抱いたことのない同性へのときめきに中年男が七転八倒する爆笑必至のラブコメディ!
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年、東京生まれ。成蹊大学卒業後、出版社勤務。2001年『リカ』で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞し、デビュー。警察小説から恋愛小説、青春小説まで幅広くエンターテインメント小説を手掛け、「リカ」シリーズなど多くが映像化されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あっか
53
文庫新刊。やっぱり五十嵐貴久さんの日常ほのぼの系小説好きだわー(もちろんリカシリーズも大好き。笑)門倉課長の脳内ぐるぐるが愛しくて面白い。ちょっと切ない結末も。古き良き古典名作が章題になっているのもオシャレでした。2022/09/01
鍵ちゃん
48
ビール販売会社の営業課長を務める門倉友広は、一瞬で頭が真っ白になった。新人の加瀬夏生のせいだ。会社では頼れる上司、家庭では良き父親として、順風満帆な日々を送っていたが、加瀬の出現をきっかけに、営業先で失態をさらしたり、日常業務も手につかなくなって不惑目前、今まで抱いたことのない同性へのときめきに中年男が七転八倒する。門倉の危なっかしく不器用な恋心が実に面白い。もろ乙女だね。読んでてムズムズする。リカと180度違った作品を書ける作品さん、凄いですね。2024/12/27
TAKA
40
吉田鋼太郎さんが脳内を駆け巡ります。まさにあの番組そのままのような展開になるのかと思いきや、そこは本家に任しといて。で、結局は恋に恋するおじさんってことで終始するってどうよって感じですかね。女子ってそう敏感に気づくことなのかな。奥さんの方が立派すぎた。内容も安直すぎたかな。2024/07/31
Takeshi Kambara
36
ビール会社のアラフォー課長(妻子持ち)が一回りも歳下の部下(男)に恋をするお話。自身の恋心に戸惑い自問自答しつつも嫉妬したりプチストーカーしたりと行動は男子高校生みたいで可愛かった。人は産まれたときに性的指向が決定しているものだと思っていたがこういうパターンもあるのか…。結末は私の望みとは違ったが、まぁ…これで良かったのかな(^o^;)酒造メーカーの営業方法や苦悩も全然知らなかったので勉強になった。そして、こういう感情がいつの日か私にも突如芽生えるのだろうかと想像すると何だかドキドキが止まらない(笑)2023/05/23
桜子
22
もうすぐ40歳、妻子持ち、サラリーマン。これだけ聞くと、もういい歳をしたオジサンをイメージするだろう。そう、そのイメージしたオジサンが恋をするのだ。それも若い男性に。読んでいて、何故か私が恥ずかしくなっちゃったり、ムフって声が出たり、まるで中高生の恋なのだ。オジサンが大人の女性に恋をしても、こんなに純粋な気持ちにはなれぬであろう。この設定だからこその初々しさに私までドキドキを味わってしまった。読み終わっても、まだドキドキしてるかも笑。2022/09/06