出版社内容情報
友達、恋人、家族……
私たちはずっと同じ関係でいられるとは限らない。
大切な人の顔を思い出す6つの短編集。
真壁から久しぶりに連絡があった。話したいことがあるはずなのに、彼女はどこかよそよそしい。二十年来の幼馴染みは、私の憧れだった。なぜなら、私とは正反対だから。彼女はいつも私の気持ちには気づかない。だから突然、結婚すると言われた時、何も言えなかった。憧憬、後悔、反発……あの日、言えなかった〝君〟への本当の気持ちを描く6つの短編集。
内容説明
真壁から久しぶりに連絡があった。話したいことがあるはずなのに、彼女はどこかよそよそしい。二十年来の幼馴染みは、私の憧れだった。なぜなら、私とは正反対だから。彼女はいつも私の気持ちには気づかない。だから突然、結婚すると言われた時、何も言えなかった(「君に贈る言葉」)。憧憬、後悔、反発…あの日、言えなかった“君”への本当の気持ちを描く六つの短編集。
著者等紹介
こざわたまこ[コザワタマコ]
1986年、福島県生まれ。2012年「僕の災い」で第十一回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞。同作を収録した『負け逃げ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
89
★★★★☆22010【君には、言えない(こざわたまこさん)】気になる作家さん。文庫本をジッと待ってた〜《雑談》◯古い親友でも月日の流れと共に互いに変わっていくもの。昔の感覚で接する事がキツく感じたりする◯小さい頃、炭酸シュワシュワが飲めなかった。今じゃそれ無しではいられない◯待合せ、何分待てる?◯「んー♪んふぅん〜♫」同僚の鼻歌、下手過ぎて何の曲か分からん!◯スポーツ小説面白い!◯有名人ソックリさん、似てるがどこか微妙〜◯サバ雲、知らん◯荼毘に付す人『お化け屋敷の蝋人形に似てる』こら〜! ※よかったよ!2022/01/22
のんちゃん
25
友達、元恋人、家族等へあの時言えなかった心情を描いた物語。二人の人間が居ればそこには作家奥田亜希子さんの解説にある様に、憧れ.加虐心.嫌悪感.支配欲.気後れや執心等が生まれる可能性があり、そんな心情を相手に意図的に隠したり、言えなかったりする事がある。その成り行きと今の気持ちを巧みに描いた物語。その時の自分の正しさなんて後から思えば、全く逆だったりする。でもその経験が人生の糧になったり、これから行先の杖になるんだと思う。その時々の自分の正しさなんて当てにならないものだけど、きっとその時は仕方ないんだよね。2025/04/16
ベローチェのひととき
14
妻から廻ってきた本。6編からなる短編集。自分とは性格が正反対の親友へ、結婚を考えていた元恋人へ、自分とは真逆の立ち回りをする部活仲間へ、母の再婚相手へ等々、あの日言えなかった君への本当の気持ちを描いた物語。非常に読みやすく、スムーズに感情移入をすることができた。あの時、こう言えば良かったと後から思うことがあるけど、その積み重ねが人生経験になっていくんだよね。2025/04/25
こばゆみ
8
『負け逃げ』を読んだ時も思ったけれど、こざわさんは「不穏な空気」を描くのが恐ろしく上手い〜 決して読んで明るい気持ちにはなれない、けれど妙に引き込まれる、そんな雰囲気の短編集でした〜2022/02/13
水と青と月
6
読みやすかった。『君』への、本当の?本質の?気持ちを書いている。自分でも分からないくらい人の心は複雑に出来ている。なかなか言葉にすることもないのだけれど、それを一瞬切り取って言葉にしてみると、こんな小説になるのかなと思ったり。 作者は、正しくない方が好きなのかな、と感じたけど、どうなのかな。私も、正しくなくて上等と思いながら、正しく生きようと頑張っているけど、やっぱり正しくは生きれていません。2022/07/01




