祥伝社文庫<br> この歌をあなたへ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396347352
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

小学校の養護教諭、宮坂蒼衣の住む街には悲しい事件の記憶があった。十九年前、クリスマスイベントで盛り上がる公園に刃物を持った男が乱入し、八人もの尊い命が奪われたのだ。ある日、蒼衣の勤める小学校に、臨時の事務職員として一人の男が配属される。異常なほど頑なに人との関わりを避ける彼には、誰にも言えない秘密が―。加害者家族の苦悩と救いを描く感動の物語。

著者等紹介

大門剛明[ダイモンタケアキ]
1974年、三重県生まれ。龍谷大学文学部卒業。2009年、第二十九回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をダブル受賞した『雪冤』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

181
「大人はいじめはいけないって言うけど、同じことやってるじゃん。私たちが蓮くんにしたことと、何が違うのかよくわからないよ」小6の桃花の言葉に大人はどう答えるのだろう。大門さん、加害者家族の苦痛と哀しみが心に響く本作は、頭では理解しても現実はどうなの?って私自身の心に問い掛けられているような感じだった。僅か救いのあるラストに私も救われた気がする。はぁ…2021/07/07

しんたろー

178
大門さんの文庫書下ろしの新作は、小学校養護教諭・蒼衣を主人公にした物語で、蒼衣の色恋と小学校でのエピソードが主軸なので「あれ?普段の大門さんらしくないなぁ」と思いながら読んでいたが、段々と社会派の一面が出てきて面白味が増してきた…プロローグで示唆してある無差別殺人事件が絡んできて、加害者家族への誹謗中傷の残酷さや哀しく重い展開に切なくはなるが、ストーリー運びの上手さに「やはり大門さんだ!」と得心する。特に終盤のサスペンスは場面が目に浮かぶし、希望を持たせたラストも好みだった。今後も期待できる作家さんだ。 2021/09/04

タイ子

107
事件の加害者には絶対にならない、その家族にも。と、言い切ることが出来る?もし、加害者の家族になってしまったら…。ネットで晒され、非難を浴び身分を隠して生きていくしないのか。加害者の家族として人との関わりを避け生きてきた男とその妹。妹は全てを受け入れてくれた恋人と結婚間近。男に恋心を抱く養護教諭。幸せは近くにあるのに…。世間の残酷さはここまで醜いのか。いや、その残酷さが自分には絶対ないと言えるのか。それでも生きて欲しい、生き抜いて欲しい。誰かがどこかできっと見ていてくれることを信じて。難しいよ、大門さん。2021/07/02

さっこ

80
無差別殺人事件を起こした兄。加害者家族として理不尽な偏見に晒されて生きてきた弟と妹。加害者の家族もまた被害者なんだと改めて思わさられる。加害者家族に対して世間は残酷で容赦がない。強く生きることも幸せになることも叶わない絶望という名の人生に苦しくなる。それでも傍にいてくれた人たちは暖かく、最後は穏やかな終わりで良かった。子供たちの純粋さに救われた。2021/10/26

ma-bo

75
無差別殺人を起こした兄を持つ兄妹。加害者家族の苦悩、辛い現実が軸となった物語。好きになった人や、友人の家族が殺人犯の加害者だと知った時に変わらず寄り添ってあげれるのかと自分自身にも鋭いナイフを突きつけられた感覚。2021/08/21

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