内容説明
浅草五重塔通りに美しき母娘が営むミルクホールがあった―。文士を志し上京した和田治郎は、遠縁である母娘の処で居候となる。心優しき美貌の未亡人寿美代と情熱的で可憐な娘となった早苗と再会し、治郎は淫らな妄想に憑かれてしまう。深夜、自慰に耽る彼の部屋に、しのびやかな足音が迫り…。多感な貴族家令嬢、高飛車な女教師も登場。めくるめく大正官能ロマン。
著者等紹介
睦月影郎[ムツキカゲロウ]
1956年神奈川県生まれ。数々の職業を経て、二十三歳の時に官能作家としてデビュー。以来、精力的に作品を発表し、時代官能の強力な牽引者となる。2020年2月、著作が六〇〇冊を突破。不滅の記録を更新し続ける。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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