内容説明
人民解放軍総参謀部の重鎮。梁羽が西安で忽然と姿を消した―。その場に居合わせた部下は全員死亡。梁羽の生存を信じ、藤堂浩志と明石柊真率いる各チームは、新型コロナウィルス蔓延る世界を駆け巡って捜索するが…。梁羽が触れてしまったとされる、現政権の存亡に関わるほどの国家機密とは?強権を振るう敵の暴走を阻止し、梁羽の身柄を奪還せよ!
著者等紹介
渡辺裕之[ワタナベヒロユキ]
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』(祥伝社文庫)でデビュー。同作が人気シリーズとなり、アクション小説界の旗手となる。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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future4227
47
傭兵代理店・改シリーズ⑤。今度はインドが舞台。冷たい狂犬シリーズの影山夏樹とリベンジャーズとの共同作戦。インドと中国との国境紛争やインド人の中国への嫌中感情などが伺い知れる。中国製品への徹底した不買運動も凄まじい。また、急激な自動車の普及による大気汚染や交通事故など、新たな問題も浮き彫りとなる。今回は諜報活動や小規模な格闘戦がメインで、夏樹と柊真の古武道の技が冴え渡る。でも、主人公の浩志も気づかないうちに、いつもホテルの部屋に忍び込んでいる妻の美香が、実は一番凄い技の持ち主なのではないかと思う。2021/05/31
キューポップ
24
恐ろしく長く読んでいるであろうこのseries。コロナとかマスクがという話が出て来たので、やっと現代に追いついて来たか?柊真の祖父の古武道研究家・妙仁の登場は嬉しかった。 />中国では政府の意にそぐわない者は忽然と消える。秘かに逮捕され監禁処刑何でもありだ。本当にそうなのかと昔から怖く思う。企業から赴任した日本人がスパイ容疑で拘留されたとたまに報道されてるが、その後どうなってるのか。人工地震を起こせる兵器がある。こんな事もサラッと書く所が好き。2023/06/22
み
21
今作は、美香さんまで現場に、オールスターって感じ♪インドと中国、オーストラリアと中国、そんな関係性なんですね、ちっとも知らなかったです(^^;狂犬さんの新シリーズ出してくれないかしら。2021/06/12
おしょも
5
夏樹がリベンジャーのレギュラーになったのかな?好きなキャラクターだから嬉しいけど、「狂犬」シリーズはもうでないのかな?2022/08/13
トールマン
1
〇2024/12/26