内容説明
弁護士の木塚は、魔性の女子高生桃香らとともに裏稼業に手を染めていた。満員電車で無実の男に痴漢の罪をなすりつけ、善人ぶって仲裁に入り多額の示談金を搾り取るのだ―その次なる標的、俳優の松岡秀太には強力なバックがついていた。闇社会との繋がりも囁かれる芸能プロ社長吉原だ。木塚と吉原、二頭の凶獣が相見えたとき、電車という餌場を争う死闘が始まった!
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
1998年『血塗られた神話』で第七回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さわ
6
「この人痴漢です」見に覚えのない痴漢を疑われ、警察沙汰をさける為に示談ですまそうと言われる男たち。被害者、目撃者、すべて弁護士の仲間。男から示談金をもぎ取り金儲けの為の痴漢冤罪。弁護士が次に狙ったのは人気俳優だった。初読み作家さん。みんなクズでした2020/12/04
kthk arm
3
2024年124冊目。後半は痴漢あんまり関係なくなりますが。攻守交代がはっきりしてるから、読みやすい面白い。2024/11/10
pqqp527
1
新堂冬樹さんは、「鬼子」に衝撃を受け、その後「カリスマ」「ろくでなし」「無間地獄」など…残酷でグロテスクな表現の中にも引き込まれるものがありその後も発表される作品をたまに何点か読んでおりますが…昔に比べてワンパターン化してきたような…登場人物の発言にも昔と同じようなセリフが散見されたりと、ちょっと自分の中では評価が急降下しております。2023/01/14
chiquito
1
二転三転しながら進む話にイライラワクワク😆 最後が少しなぁと言う感じはありましたが、良い読書dayになりました😊 しかし冤罪って怖いわぁ😣 総合点92021/03/21
K
0
悪対悪!めちゃくちゃ面白かった。俺的には吉原社長推しだったわ!2024/09/04