内容説明
廣澤和之進との果し合いで顎を斬られ、自ら「其方の勝だ」と認めた宗次は、八軒長屋で快復を図る。しかしそこに最愛の女美雪の姿はなかった。代わりに西条家から教養豊かな女性舞が看病に訪れるが、その頃美雪は悲痛なる“決断”を下していた。一方、和之進は藩命を受け、駿岡藩の北条一心斎暗殺に乗り出す。烈しい憎悪が研ぐ打貫流遺恨の剣は、再び宗次に向くか!
著者等紹介
門田泰明[カドタヤスアキ]
2004年に登場した「門田泰明時代劇場」でベストセラーを連続。剣に生きる男の「堅忍不抜の生き様」と、見守る女の「哀切」と「慕情」を描いて読者を魅了する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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