内容説明
表向きは評判の髪結い。その裏稼業は、巧みな化粧で人を他人そっくりに仕立て上げ、機知と騙りで悪を退治する「替え玉屋」―お武家嫌いの町人慎三は、ある小藩の窮状を聞き、渋々腰を上げる。筆頭家老一派による米横流しの絡繰りを暴いて糾弾すべく、死んだはずの男の替え玉を国許に向かわせ…。慎三の仕掛ける二重三重の罠が悪を追いつめる、痛快時代小説!書下ろし。
著者等紹介
尾崎章[オザキショウ]
立教大学文学部卒。現役ビジネスマンとして第一線で活躍する傍ら、別名義で経済小説を発表していたが、『替え玉屋 慎三』で時代小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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デジ姫
11
時代物は初めてという著者にびっくり!面白かった!訳アリの仲間たちの際立った働きぶりにそう快感を覚える。慎三の緻密な計画に度肝を抜かれた。彼の出生はおいおい判ってくるだろうけど次回作が楽しみ。2020/11/16
DONA
8
先に2作目を読んでいたので、戻ってみました。でも結局、慎三の詳しい経歴などは描かれなかったので残念でした。とはいえ、1作目から面白かったので、3作目も読もうと思います。痛快な時代小説です。2021/03/23
シュレッダ
3
また、面白い時代小説家がでてきたね。ちゃんばらよし、策略のあばきかたよし。朝飯旨し2019/08/09
Suzu
1
お初の作家さん。髪結いの慎三の裏稼業は最早整形なみの化粧の技で他人にそっくりの顔をつくること。那奈原藩内で対立する体制派と改革派。体制派が行っている備蓄米の横流しを暴くために改革派と替え玉屋とその仲間たちの作戦が実行される。面白かった。慎三の出自が気になるところ。そして次巻に進む。2020/07/09
中島
1
新人とは思えないスピード感。いや、新人だからこんなに勢いよく書けたのかな。とにかく飽きない。面白い。 江戸時代、かつ化粧で替え玉を作る(現代でいう特殊メイク)という荒唐無稽な設定ながらちゃんんと説得力もあった。決して仲の良くない癖のある登場人物達が一つの目的のために結束するのもいい。 2019/11/30
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