内容説明
易者蛍丸とともに狐面の夜叉に扮し深川の悪御家人を懲らしめた、旗本次男坊の本多控次郎。義妹が殺されたのを哀しむ御家人生方を、信のおける人物とみる。だが、蛍丸は己の出世のため義妹を殺させた卑劣漢と断言、その誅殺に向かう。折しも武家娘が次々に拐かされ、控次郎を慕う百合絵も消えた…。浮上する大謀略。剣では勝てぬ豪槍の敵を、控次郎は斬れるのか?
著者等紹介
原田孔平[ハラダコウヘイ]
1949年、東京都生まれ。珠算塾経営を経て『元禄三春日和春の館』で第十六回歴史群像大賞優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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