内容説明
結城龍三郎―。旗本家三男坊だったが、北町奉行榊原忠之に神道無念流免許皆伝の腕を買われ、悪を成敗する「斬り捨て御免状」を賜った隠密廻り同心だ。ある夜、残虐な押込みを働く凶賊鴉一味の男を見かけ、龍三郎は探索に動く。そんな折、阿片に冒され、家族を手にかけた惨劇を目の当たりにし…。龍三郎の秘剣“龍飛剣”が悪を断つ、迫力の時代活劇、開幕!
著者等紹介
工藤堅太郎[クドウケンタロウ]
1941年、神奈川県生まれ。「柳生一族の陰謀」「夕日と拳銃」「眠狂四郎」など数々の映画、ドラマ、舞台で俳優として活躍。『斬り捨て御免―隠密同心・結城龍三郎』が著書デビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
54
隠密廻り同心・結城龍三郎の活躍の物語です。時は、十一代将軍徳川家斉(在任:1787年 - 1837年)の時代。凄腕の剣の遣いてで、北町奉行所隠密廻り同心・結城龍三郎は、北町奉行・榊原主計頭(かずえのかみ)忠之から「斬り捨て御免状」を頂戴している。悪党を見つけると、捕らえず斬り捨てることが許されている。剣は、江戸三大道場と謳われた神道無念流の練兵館で免許皆伝を授けられ。太刀は、武将の兜を断ち割ったという逸話を残す豪刀、同田貫「肥後一文字」である。この同田貫で、盗賊烏権兵衛一味を斬っていきます。2024/07/18
めがP
0
役者工藤賢太郎が書いた時代劇。 説明がくど過ぎて私にはイマイチだった。 特にラストシーンは納得いかない。 プロなら絶対にやらないと思う。2019/04/25