出版社内容情報
内田康夫[ウチダヤスオ]
著・文・その他
内容説明
東京・秋葉原の路上、若い女性が浅見光彦の腕の中に倒れ込んだ―。それはロマンチックな出会いなどではなく、凄惨な事件の始まりだった!そのまま絶命した女性からは毒物が検出され、死の直前まで故郷の兵庫県淡路島の神社にまつわる“祟り”を怖れていたという。浅見は古事記に描かれた神話の里・淡路へ飛ぶが、待っていたのは官僚の死と巨大な闇だった…。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
東京生まれ。1980年『死者の木霊』でデビュー。歴史・文化・社会問題等を織り込んだ叙情豊かなミステリーで人気を博す。2016年4月軽井沢に「浅見光彦記念館」がオープン。2018年3月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
8
淡路島が舞台なのでどんな物語になっているか、楽しみです。2020/09/13
びぜんや
2
離島に根差したシャーマンというテーマが図らずも先回読んだ「ユタが愛した探偵」とカブってしまいましたねぇ……。秋葉原の死、国交省を巡る疑惑、太陽の道という三題噺で一気に読み手をつかむ手際は見事ですが、その後淡路島に行ってからがちょっと冗長な気が。それでも淡路島の風物を鮮やかに浮き上がらせるこの作者ならではの描写は見事で、結局作品に引き込まれてしまいます。★★★☆☆2018/05/28
fumika3003
1
祟りと陰謀に彩られた淡路島を舞台にした連続殺人事件 読み終わって裏表紙のあらすじ読んで草ァ! 拝み屋とか呪いとかオカルト要素多めでわくわく。下巻はどんな展開になるのか楽しみ2023/04/26
ゆーや
1
島に古くから伝わる因習、しきたり、ってやっぱりおもしろい、 淡路島行ってみたくなるけど拝み屋の存在が怖くてよい展開、2021/08/19
陽
1
神保町本祭りにて、新刊100円にて購入の上下刊。 内田康夫先生の展開力には、毎回わくわくの連続。 今回は、淡路島に焦点をあてた推理小説。2つの事件が、島の伝統因習に絡み、政治、宗教が絡まる感じの推理小説かと。誰かに命を呪われてる、見えない恐怖感と次にどんな展開が待っているのかといった感じが読み手を惹きつけた上巻だったかと。下巻の展開を楽しみにできる一冊でした。2019/11/30
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- 和書
- 対訳でたのしむ俊寛