内容説明
最愛の元許婚を自害に追いやった男を斬り、美濃大垣藩を出奔、流浪の末、江戸に流れ着いた千坂唐十郎は、人柄と剣の業を見込まれ“闇の始末人”となった。定町廻り同心と岡っ引が無残に殺された一件を探るうち、阿片密売が絡む大垣藩の不正に突き当たる。やがて覆面の武士から夜襲を受け、背後に仇敵の姿を認めると、唐十郎は白刃煌めく敵の中へと向かってゆく!
著者等紹介
黒崎裕一郎[クロサキユウイチロウ]
1942年、東京生まれ。テレビの脚本家として「必殺仕事人」をはじめ「木枯し紋次郎」「銭形平次」など数多くの人気シリーズを手がける。95年『蘭と狗』で第六回時代小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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