内容説明
「巨大シーラカンス日本へ!」大東新聞に独占掲載されるはずのスクープがライバル紙の一面を飾った。“生きる化石”捕獲プロジェクトを後援する大東の一条記者が学術調査隊に同行しコモロ共和国へ特派されていたのになぜ?やがて帰国した調査隊員を狙った連続殺人が発生。姿をくらました一条に容疑がかかるが…。警視庁きっての名警部・岡部和雄の推理が冴える!
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
東京生まれ。1980年『死者の木霊』でデビュー。2016年4月、軽井沢に「浅見光彦記念館」がオープンした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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十六夜(いざよい)
9
浅見光彦ではなく岡部警部シリーズ。シーラカンスの調査隊が次々に殺され、同じシーラカンスの調査に出掛けたまま消息不明となった兄の殺人容疑を晴らすため奔走する万里子。岡部警部、クールだなぁ。期待しないで読んだ分意外と楽しめた。2018/08/22
クルミ
8
シーラカンスが日本に来た時に起こった殺人事件。“生きる化石”捕獲プロジェクトに同行した一条記者が行方不明となり、参加した人が殺される。一条記者は犯人と疑われる。シーラカンスを捕獲した事で大金が動き出した。岡部刑事の推理が冴える。何をやるにもお金が必要。調査の為に必要なだけのお金が出ていたら、こういう事件は起きなかったのだろうか?違うな〜人間の欲。2025/05/20
mim
6
岡部警部、久々登場!2017/07/25
mercury
4
初期の頃の作品ですね、岡部警部初登場だそうだ。昭和っぽい感性が気になるところもあるが、かかれた時代を考えれば当然。それを上回る面白さがあった。2017/10/16
ゆん
3
日本にやってきたシーラカンスを巡る殺人事件。 話の展開のテンポが良く、岡部警部の洞察力と推理がすごかった。 『同じ対象を眺めていても、曇った目には真実は見えない』というセリフが心に残った。2024/06/03