出版社内容情報
渡辺 裕之[ワタナベヒロユキ]
内容説明
川内原発のHPが乗っ取られた。そこにはテロ組織ISを意味する画像と共にカウントダウンの表示が!テロ予告に慌てた日本政府は、最強の傭兵藤堂浩志にISのサイバー部隊が潜むパリでの捜査を依頼した。現地に飛んだ浩志はISへの潜入を試み、パリからブリュッセル、そしてラッカへと乗り込んでいく…。緊迫する世界情勢とテロの関連を赤裸々に描くアクション大作。
著者等紹介
渡辺裕之[ワタナベヒロユキ]
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』(祥伝社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
33
欺瞞のテロル 新・傭兵代理店。渡辺裕之先生の著書。イスラム国問題やイスラム国兵士によるテロ問題といった最近の世界情勢を取り込んだアクション要素満載の小説。フィクションでありながら現実でもありそうな緊迫感溢れる楽しい作品です。2018/11/29
キューポップ
27
川内原発のHPが攻撃を受けISの画像をcount downが。政府は浩志に捜査を依頼。パリ→ブリュッセル→ラッカへ。原発の話は全く出ずテロ組織との戦いが描かれていたので、あれ?原発は?・・と、読み始めは思った。。拉致され兵士として自爆テロ要員に仕立て上げられる少年兵問題は残酷だ。 /もうこのシリーズは途中巻BOOKOFFで手に入らないので、持っているのをどんどん読んで行く事にする。もう寝かせて何年?だし、余裕が出来たら抜けた巻は本屋で買う。2022/03/02
future4227
27
『デスゲーム』以来、再度ISとの戦い。今回は昨年末に起きたパリ同時多発テロの背景やフランス、ベルギーの抱える政治的問題が浮き彫りにされる。また、トルコの事情やクルド人の民族問題などもよく理解できた。ISの活動も新たな展開を見せ始めている。今年の2月ぐらいまでの情報を元に執筆されているので、かなり最新の中東情勢が把握できる。これを読むとフランスやベルギーには、怖くてとても行きたいと思えなくなる。そんな殺伐とした中で傭兵部隊の戦いの先には常に平和への願いがあるというのが素敵だ。2016/08/31
み
24
このシリーズで、世界情勢を学んでますよ、アメリカも北朝鮮もISも、その他の国も団体も平和を〜。このシリーズは、新聞からは読めない知識が得られます♪辰也さん、幸せになれるのかな?2019/08/13
おしょも
4
社会情勢に疎いので、いつも勉強させて頂いてます。今回も面白かった。2021/03/27