内容説明
すこぶる男前で気ままな町場暮らし。「浮かれ鳶」と綽名される本多控次郎は貧乏旗本の次男坊である。弟七五三之介が奉行所与力に婿入りし、事件探索に手を貸すことに。真面目すぎる弟を相棒に、小石川養生所を襲う連続不審死の真相を探る。やがて、謎の密売人が控次郎の家族にまで牙を剥く。曲がった事を許さない控次郎の正義の剣が、世に蔓延る悪を討つ。
著者等紹介
原田孔平[ハラダコウヘイ]
1949年、東京都生まれ。珠算塾経営を経て『元禄三春日和春の館』で第十六回歴史群像大賞優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
17
何となく手にした作品、初読みの作家さん。好みでした^ ^兄弟のお二人とも魅力的なキャラで、強く優しい、カッケー♪続編あれば読みます!2025/05/31
あき
2
奔放な兄と生真面目な弟、ありがちな設定だけどやっぱり面白い。その他の登場人物も魅力的。脇役メインの場面が多く視点がコロコロ変わるんで少々展開が忙しい感があるが、その分テンポ良く読み進められる。これは続きが楽しみ。2022/11/30
たま
2
4巻だけが書店においてあり、気になって仕方なかったのでポチりました。浮かれ鳶は旗本の次男坊なのに長屋暮らしを気ままに送る控次郎のこと。その弟の七五三之介(七五三でシメと読むのは初めて知りました。)は与力の家へ婿入りした事により二人は別々に同じ事件に巻き込まれます。視点が度々変わるため頭の中の人間関係図がごちゃっとしてしまいましたが、当時の奉行所や与力についても説明書きがあっていつとの捕り物と思うと覚える事が沢山ありました。2018/10/06