内容説明
困窮する彦崎藩は財政再建に迫られていた。藩内では茶と椎茸の栽培に期待をかけるが、野心家の藩主・隆興は幕閣への道を志す。重荷になる多額の賄賂に藩が割れる中、領民からの信頼の篤い江戸家老・大藤主水は苦悩の末、忠義を貫き隆興を支持。一方、反隆興派は藩を守るべく主水の暗殺を企んだ。そこに、風烈与力の青柳剣一郎は密かに主水の警護を依頼され…。
著者等紹介
小杉健治［コスギケンジ］
１９４７年、東京生まれ。８３年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。８７年『絆』で日本推理作家協会賞を、９０年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
131
風烈廻り与力・青柳剣一郎「真の雨（上）」30巻。30巻の節目に上・下。藩主の野望のため、幕閣への猟官運動と利権に群がる商人との板挟みに心痛める江戸家老、なんでここに風烈廻り与力の青柳剣一郎さんが、何時もと違う展開に・・・戸惑いなかなか入って行かれずスピードダウンでしたが、後半からさすが読ませてくれました。2015/06/11
いつでも母さん
25
青痣与力シリーズの30巻目。今回は、上・下。いや～気になるので感想は下巻にて。2015/06/02
やじかな
6
読書部先輩から、オススメしてもらいました。初めての作家さん。シリーズモノですが、いきなり本作を読んでも、問題なかったです。私としては、面白く読めました。いろんな人のいろんな思惑があって、絡まっていく。どうなっていくのか、楽しみ。さて、下巻へいきます。2015/09/27
RAKUSI
6
上下巻本の上巻。いつもと違う展開で進まず、ちょっと失敗？って思いましたが、後半は面白かったです。下巻は、図書館の予約本が終わってからに！楽しみです。2015/07/06
あかんべ
6
今の段階では、何ともいえない2015/07/03
