内容説明
板で塞がれた窓の隙間から一条の光が漏れ、血と砂がこびり付いた浩志の頭部を照らした―ヨルダンで開催された軍事見本市に招待され、特殊部隊での競技会に参加した傭兵・藤堂浩志。だが競技中、突如ヘリが爆発し、地上で待ち構えていた兵士に狙撃された!捕まった浩志に、テロリストが突きつけた卑劣な脅迫とは!?現実社会が直面する危機を描いたアクション小説。
著者等紹介
渡辺裕之[ワタナベヒロユキ]
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』(祥伝社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
24
さくさくと♪9連休の夏休み初日の朝には刺激が強かったかも^^;イスラムが舞台、普通のヒトがホント可哀想だわ。中国の次はアメリカ(>_<)戦争なくなれ〜。2019/08/10
future4227
5
特攻野郎Aチームの日本版という感じ。時節柄、最強傭兵集団VSイスラム国という帯のコピーに惹かれて思わず手にしてしまったが、正直あまり期待しないで読んだ。ところが、意外にも結構面白かった。中東情勢やイスラム国の経緯などにも触れられ、単なる派手な戦争小説ではなく、国際政治問題として捉えていこうとする作者の姿勢が感じられる。それにしても、傭兵代理店とは…すごいビジネスがあるもんだ。2015/03/31
ワンモアニードユー
3
ちょっといつもと違うライトなテイストでしたが、始まると物語に引き込んでいきます。 いつもと同じような中東人が出てくる(作者の方も認めてたようですが)し、だんだん日本の代理店側も地球防衛軍並みになってくるしで、アラも目立つようになりましたが、キャラの骨格がしっかりしているのでまだまだ楽しめそうです。 ラストも軽く華やかだったので読後感爽やかです。 次作は重い展開になるのでしょうか? であれば今回のラストが際立ちますが。。。2015/07/04
tai65
3
星4・52015/04/27
シュウさん
3
今回のリベンジャーズはかなりのピンチに陥ります。 テロに利用されそうになるなど現実に起こっている世情と相まってとてもリアリティがあります。 特に砂漠での作戦や移動に要する時間の感覚など、広陵とした世界が見える様です。 今作にはこれまでのリベンジャーズのメンバーがオールキャストで文字通り総力戦でこのピンチを切り抜ける死闘編となっており、ファンにとっては嬉しいかぎりでした。 でも、現実の世界が物語の世界よりも悲惨で見難い状況になっていることから、次回作が出るまで時間が掛かりそうな予感がします。2015/02/18