内容説明
太平洋戦争開戦直前、一隻の仮装巡洋艦が密かに横須賀港を旅立った。艦名は「ウラヌス」。対米戦必勝を期す日本海軍と特使とヒトラーへの“贈り物”を乗せていた。目指すはドイツ占領下のノルウェー。しかし行き手には暴風雪吹き荒ぶ北極海、そして、敵の精鋭部隊が待っていた!列強の策謀渦巻く中、国運を賭し独り行くウラヌスの運命は?圧倒的昂奮の冒険サスペンス!
著者等紹介
赤城毅[アカギツヨシ]
1961年東京生まれ。立教大学卒業後、ドイツに留学。帰国後、大学講師として教鞭をとる傍ら、1998年、『魔大陸の鷹』でデビュー。本名で翻訳書、論文等も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
133
2013/7/25 Amazonより届く。 2022/3/13〜3/18 3年ぶりの赤城作品。 太平洋戦争開戦直前。ドイツの仮装巡洋艦に乗り込んだ堀場大佐と望月大尉。北極海を抜けてドイツ占領下のノルウェーを目指す。日本の優れた魚雷を手土産に、ドイツを何としても対米戦争に踏み切らせる使命を帯びた二人に次々と試練が襲いかかる。 書物狩人シリーズで知った赤城さんだが、こういうタイプの作品もうまいなぁ。2022/03/19
koba
106
★★☆☆☆2015/05/31
KAZOO
18
この作者のものは、本に関係するシリーズを読んでいますが、戦時中のものとしては「天皇の代理人」に続き2作目です。読んでいて百田さんの「永遠の0」を思い起こしました。これは、ドイツとの三国協定に関するものですが、このようなことがあったのでしょうか?一気呵成に読んでしまいました。2014/06/23
もえたく
9
第二次大戦前、日本から北極海を抜けドイツ占領下のノルウェー目指す密命を帯びた巡洋艦。行く手には厳しい自然とソ連、英国軍。佐々木譲氏の第二次大戦三部作を彷彿させる冒険小説でした。他の作品も読んでみたいです。2014/07/14
komaneko
7
文章の「リズム」が合う。 だから読みやすい。この作家の2作目。 戦争の内容なのである意味「ありがち」な内容だが、 だが、読ませる。 情報合戦、報われない作戦、そんな中の、人間関係。そして、歴史の流れ。 嫌いじゃないし、むしろ好き! 洋画じゃ有りがちな内容だけど、そこがイイ。 キャラも「定番」的だけど、でもイイ☆ とにかく、マニアックな内容なハズなのにサラリと そしてじっくりと読ませて貰った。 ハマれそうな作家で、楽しみ*2016/03/24




