内容説明
堕ちた“風俗王”藤堂が復活した。天才キャストゆりなを引き連れ歌舞伎町に還ってきたのだ。だが、キャバクラ界の若き覇者立花は、ゆりなの引き抜きに成功。藤堂も伝説のキャスト冬海を復帰させて対抗する。魔性の話術と技巧、奇策と知略の限りを尽くす闘いは熾烈さを増していく。やがて、勝負の行方は冬海とゆりなの売り上げ競争に賭けられた。夜の帝王の座は果たして!?風俗業界の裏側を迫真の筆致で描いた問題作『黒い太陽』『女王蘭』に続く三部作の完結編。
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
1998年に『血塗られた神話』で衝撃の作家デビュー。現在は芸能プロダクションを営む傍ら精力的な執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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★グラスハート★
65
2.0 一応、藤堂と立花の決着がついたので、三部作の完結編としてとらえていいのかな? 冬海とゆりなの売り上げ対決で運命を委ねた二人。非現実的な部分もあったけど、決着が付き、そして二人の新たな未来が見えるか?って所で終わるかと思いきや…。 黒い太陽もいずれ読もうと思う。2018/02/20
ウルラニ
7
黒い太陽、女王欄と続いてきた三部作の完結編。華やかな夜の世界の、どす黒い中心のそのまた中心の、ディープな話。★★★☆☆2018/07/23
文句有蔵
7
不覚にも泣いてしまった!最早コメディでしかない無茶苦茶ぶりに呆れ果てていたのに、最後のラストオーダーでまたもや有り得ないボトルが入った瞬間に、何故か涙が溢れ、溜息が漏れたことに、自分が息を詰めてこの茶番を見守っていたことにも驚愕した(^-^;)す、スゴい。これが作品の力、筆の唸り、作家の力量というものなのか。シリーズものとして、巻を追うごとに「もっと華やかに」「もっとえげつなく」「もっとエキサイティングに」と追い込む余り、最終巻では完全にコメディに堕してしまっているが、それでも。よかった。藤堂猛に乾杯☆2015/02/26
007
6
全く感情移入出来ない話だった。2018/06/03
ハルチソ
4
3部作完結篇。 面白かったけどなんか拍子抜け。 後半みんなキャラ変わってる??って思えた。 読みきったから満足ではある。 さぁ、溝鼠買いに行こう!2021/12/15
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