内容説明
暗殺集団“ヴォールク”を殱滅させるべく、傭兵・藤堂浩志は決死のチームで敵の本拠地があるモスクワを目指す。執拗な追手を振り切りヨーロッパ大陸に降り立った浩志ら。だが行く先々で次々と敵が襲い来る。何故敵に動きを読まれたのか?そして追い迫る忌まわしきコードネームを持つ“処刑人”とは!?浩志らの決死の戦いが始まった…。シリーズ最大興奮の最終巻。書下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
154
シリーズが終わったぁ。話はドイツ、ロシア、グルジア、チェチェンと進んでいく。途中トラブルで戻ったり進んだりだが。全然関係ない話なのだが。最後の地下道の戦い、absintheは何故か『第三の男』のラストシーンを思い浮かべていた。今回は仲間をぞろぞろと引き連れていくわけではなく、ペダノワ、ワットの他、例のあの人を加えたコンパクトなチーム構成。その分展開が速いのだ。2019/11/04
future4227
40
傭兵代理店シリーズ10作目。前作の続きとなる本作では、いよいよ敵の本拠地モスクワへ乗り込み、秘密組織のボスキャラ暗殺に挑む。途中、チェチェン人やイングーシ人のいわれなき迫害やロシア兵による残虐行為が語られるが、これは事実であろうか?プーチン政権の闇の部分が垣間見れる。敵はターミネーターのような殺人マシーンを送り込み執拗に藤堂たちの命を狙う。さすがに今回はいつもの余裕はなく、絶体絶命のピンチが絶え間なく襲う。ロシアの元諜報員であるペダノワがアンジェリーナ・ジョリーにそっくりだということが判明したのは収穫だ。2017/11/03
み
26
はぁ~、良かったぁ。今作で、フランスに行くって去った彼が登場するかと思ったのに、そこは残念。ピッカリさんが、アンジェリーナばりの女子と幸せになりそうなのは、ぐ~。パワードスーツとか体内埋め込み追跡器具とか、実在しそうで怖いような。ロシアの実態も、作品のような気もして、これも怖い。新シリーズも読み進めますよ。2019/07/19
terukravitz
4
★☆☆☆☆2020/09/12
こたろう
3
東ヨーロッパを観光のような描写で楽しめた。早くリベンジャースを呼んでくれと思いながら読了。最後に登場したが、戦闘は全て終了。藤堂はまた生き残り、新たな戦いが始まるのかな。ただ、もう結構なおっさんなのにいつまで戦い続けるのやら。2019/12/03