内容説明
深川の便り屋・日々堂の女主人・お葉は怒っていた。縄張りを狙う飛脚問屋の山源が、近くに商売敵・便利堂を出させたことに。もう一つ、独りで病の母の面倒をみる孝行娘・みすずに、彼女の父に濡れ衣を着せて遠島にした喧嘩相手・豆太が治療代を請求したことに。そんな中、店衆が便利堂に大怪我を負わされて…。元辰巳芸者・お葉の鉄火な魅力が弾ける痛快な解決法とは。
著者等紹介
今井絵美子[イマイエミコ]
1945年、広島県生まれ。成城大学卒業。テレビプロデューサーなどを経て、執筆活動に入る。98年「もぐら」で、第一六回大阪女性文学賞佳作。2000年、「母の背中」で北日本文学賞選奨。03年、「小日向源伍の終わらない夏」で、第一〇回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
58
便り屋お葉日月抄「なごり月」3巻。立場茶屋おりきと良く似ているような、勿論お葉をはじめ登場人物の性格等は違うけど読みやすくて良いな~ 2014/09/06
min2
14
龍之介の義母の実質的な遺言。悩める龍之介がいとおしい。そして、お葉の子供時代の記憶をほどく人が現れ…。出てくる人が皆、何かを背負っていて、でも、それに臆することなく懸命に生きている姿が良いです。2016/02/06
TOMIKA306
13
現代にも通じる問題がいろいろ。お葉さんの活躍が気持ちいい。2025/01/27
たーくん
8
深川の便り屋・日々堂の女主人・お葉は怒っていた。縄張りを狙う飛脚問屋の山源が、近くに商売敵・便利堂を出させたことに。もう一つ、独りで病の母の面倒をみる孝行娘・みすずに、彼女の父に濡れ衣を着せて遠島にした喧嘩相手・豆太が治療代を請求したことに。そんな中、店衆が便利堂に大怪我を負わされて…。元辰巳芸者・お葉の鉄火な魅力が弾ける痛快な解決法とは。 2019/01/20
なあちゃん
3
応援したくなる、お葉さん。 子供時代の色々の真実があかされても、いまや、それも乗り越えて、周りの人も巻き込んで、新しい家族を作っていく様子が、爽快。2015/03/30
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