内容説明
アメリカ、カリフォルニア。傭兵・藤堂浩志と恋人・美香の姿がそこにはあった。半身不随となってしまった美香の治療のためにやって来たのだ。だが、突然何者かに病院を襲われ、美香の治療が妨害されてしまう。そこから、CIA、ストリートギャング、そして世界最強の謀略機関ロシアのFSBまでもが加わり、熾烈な市街地戦が始まった。壮大無比の第九弾。
著者等紹介
渡辺裕之[ワタナベヒロユキ]
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』(祥伝社文庫)でデビュー。同作が人気シリーズとなり、アクション小説界の新星として注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe
174
今回は泥臭い紛争地帯から一転。舞台はアメリカ。カリフォルニアからネバダにかけて。ラスベガスも登場!泥だらけだったシリーズと異なりどこか華やかでもある。今回はエージェント物みたいになった。謎のロシアの女エージェントも登場し、なぜかやたらと美女にまとわり付かれる話になった。次々と殺害される関係者。黒幕はFSBなのか?昔気質の男、浩志の金や欲望とは異なる義務感が良い。それにしても街中に爆弾仕掛けるは銃はぶっ放すは、ストリートギャングを壊滅させCIAも敵に回すとは。シリーズの醍醐味は健在。2019/10/08
future4227
35
傭兵代理店シリーズ第9作目。カリフォルニア、サンフランシスコ、ラスベガスを舞台にロシアの秘密組織と対決する。チェチェン紛争や要人の暗殺などプーチン大統領による陰謀の数々が暴露される。これがもし事実なら、北朝鮮ばりの独裁国家と言える。実名で書いてる所をみると、少なくとも疑惑はあるのだろう。誰がどんな目的で藤堂や美香を付け狙うのか、よくわからないままに戦闘に巻き込まれていくリベンジャーズ。この巻だけでは決着がつかず、続きは次作へ。2017/10/30
み
26
アメリカが舞台、市街地で派手に^^;美香さんが気になって今作を読んだら、想定外の次作に続く…、上下巻にしててよ〜。2019/07/17
まぁにぃ
8
傭兵代理店シリーズ第9弾。 舞台はアメリカ。 大局的にアメリカvsロシア。 話がだんだん大きくなってくるのは、ドラマ「24」を彷彿(笑) そして最後が「え~、予告編?」となってしまった。 シリーズも佳境です。 私は、一気読みでした(笑)2015/12/26
yamatoshiuruhashi
5
シリーズ9作目。アクションものとして面白いが、いよいよ主人公は人間離れしてくる。殺気を常に感知して「ムッ」と見えない敵からの攻撃を何度かわしたことか。2012/08/09