内容説明
東京・京都・福岡で首のない他殺体が相次いで発見された。現場には“歴史を正しく見ようとしない者”への死刑宣告文と、国宝「金印」の朱印が。十津川警部が捜査に乗り出した直後、怪しげな団体が幻の「卑弥呼の金印」を発見したと発表し、古代史学会は騒然とする。さらに代表の男は殺人犯を知っているというのだが…。十津川警部が古代史と連続殺人の謎を解き明かす。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年、東京生まれ。63年「歪んだ朝」で第二回オール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で第十一回江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。06年に日本ミステリー文学大賞、10年に第四十五回長谷川伸賞が贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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桂 渓位
4
首なし殺人を犯す動機が、凄まじい話💡 これを推理し、解いてしまう十津川警部の頭脳は、推理小説家向きと言えるでしょう(笑)2024/07/06
kaizen@名古屋de朝活読書会
4
漢委奴国王の印以外に,もう1つの金印があったという。 どう考えても怪しい話。 十津川警部には相応しくない怪しげな話。 怪しげだからこそ,十津川警部のような冷静さが必要なのかもしれない。2012/04/15
ゆーこりん
3
十津川警部と亀さんのペアといえば電車の時刻表トリック!なのに何故か電車が舞台にならない珍しいと話。犯人はお金も名声も手に入れようとしたけれど、嘘で塗り固められた汚れたお金と名声には何の価値もない。2019/10/03
pyonko
3
歴史系十津川警部。遺物をめぐる殺人。実際にこのような詐欺で金儲けしようとする人間もいるのだろうなあ。2014/07/17
ブルーローズ
3
9月14日読了。西村氏の著作ってそんなに読んでいないけど、鉄道ミステリではないのね。 みんなが知っている福岡の「金印」をもとに、話が膨らんでいますが・・・2011/09/23
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