内容説明
空海の意識を宿す黒御所の暗躍により「蓬莱山の黄金」「鬼道の力」「空海の秘法」を巡る戦いは、いっそう熾烈さを増す。密教術の天才僧美空の驚くべき策によって、白井狂風の屋敷からの脱出を試みる精神ダイバー九門鳳介と腐鬼一族の梵。一方、東北・花巻では「鬼道の力」の鍵を握る鬼奈村典子に魔の手が迫っていた…。北の地で胎動を始めた、人智を超える力の正体とは。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、小田原生まれ。東海大学卒。77年『カエルの死』でデビュー。84年に発表した『魔獣狩り』三部作(祥伝社文庫)で伝奇小説の金字塔を打ち立て、以後幅広いジャンルで執筆活動を行なう。89年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miubw
1
これだと黒御所+空海が強力すぎて話にならないなあ。最後にまた新キャラ。途中猿翁と白井狂風の口調が逆になっている。2023/01/19
ほにょこ
1
★★★☆☆ 拷問シーンがえぐいです。そして鮮やかな脱出劇。黒御所は底が見えません。大きな流れができてきて、舞台は東北に移っていくようです。「巡るたび、出会う旅。東北」(笑)。2020/11/30
渡邊利道
0
ここはわりと地味なブリッジ巻。白井がこうなっっちゃうかあという残念感はあるが、まあまだどうなるかはわからない。あと地震はどういう伏線なんだろうか。2016/09/22
askmt
0
話があちこちに飛ぶのでなかなか前へ進まない。でも少しずつ進んではいるのか。2011/08/09
-
- 和書
- 女の中年かるた 文春文庫