内容説明
イベントで日本に運ばれたオリエント急行から、百丁ものトカレフと白骨化した手首が発見された。調査に赴いた刑事がベルリンで行方を絶ち、特命を帯びた十津川は、犯人を迫ってベルリンからモスクワ、さらに極寒のシベリアへ!一方、亀井刑事は日本で暗躍するドイツ人の影を探り出していた…。東西ドイツ統一直後、激動の東ヨーロッパと日本での息詰まる攻防。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。63年『歪んだ朝』で第二回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。65年『天使の傷痕』で第十一回江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞、05年。第八回日本ミステリー文学大賞、10年、第四十五回長谷川伸賞と各賞を受賞。著作は五百冊に迫る斯界の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あかつや
5
日本にやってきたオリエント急行に大量の拳銃が隠されていた事件。大物政治家の関与も疑われ、極秘捜査が進められるが、ベルリン入りしていた刑事が消息を絶った。十津川は特命を帯びて現地へと赴く。たいした給料ももらっていないだろうに、皆さん命がけっすね。丸腰で、サポートもなく捜査するのはあまりにも危険すぎる案件じゃないか。このままでは十津川たちの命が危ないってなった時の上司の反応が、危険は承知の上だろって、いくらなんでもそりゃないよ。危険を承知しててもまさか見捨てられるとは思わないじゃない。読んでてドン引きですよ。2022/07/13
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
5
平成23年 2月15日 初版。2018/04/08
ニコラス@ケンジ
2
始めて読みました西村京太郎。いやぁ確かに読みやすいですサクサクというか90分いやへたしたら1時間ぐらいあれば一気に読めちゃいます。が、やたら句点が多くてちょっとそこだけ読みにくかった。最後の切り上げ方もあんまり気持ちよくない2017/04/23
ビスコ
2
東西ドイツ統一直後、という激動のヨーロッパを舞台に、十津川警部と日下刑事が活躍するサスペンス(亀井刑事は日本でバックアップ)。時代を感じる作品。タイトルに間違いはないが、ストーリーはほぼシベリア鉄道なので、混乱しそうになる。作品としてはかなり面白い。2014/03/09
Mr.M
0
☆☆☆2015/02/07