内容説明
竜之介は美人社長秘書の恭子と、肌を合わせていた。彼女からは常務会で話し合われた最もホットなニュースを得られる。情報を得るのが遅い者は、まず出世の見込みはない。そこから竜之介の“野望街道”は始まった!ライバルからの女スパイ、専務の女、常務の娘、部下の恋人、同僚の嫁、自社CMタレント、新人女社員―すべてを喰らい尽くして出世の道をつき進む。
著者等紹介
豊田行二[トヨダコウジ]
1936年、山口県生まれ。早稲田大学大学院卒業後、新聞記者を経て衆議員議員私設秘書になる。その在職中の68年、「示談書」で、第三十二回オール讀物新人賞を受賞。同作品は、第五十九回直木賞の候補にも挙げられた。以後、政界の内幕を抉るものや官能小説「野望」シリーズなどで、読者の圧倒的な支持を得るも、96年惜しまれつつ死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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